ネギは大きく分けて『長ネギ(深根ネギ)』と『青ネギ(葉ネギ)』があり品種が違います。

成分は2品種とも若干の違いがあり長ネギは硫化アリル(アリシン)が多く含まれ、青ネギはβカロテンが多く含まれています。

両方とも抗酸化作用があるので免疫力強化やアンチエイジングに期待が持てます。

長ネギ 小ネギ 違い 栄養

小ネギとは何か?

先ず小ネギとは青ネギを若取りしたものの総称です。

商品名は『細ネギ』『万能ねぎ』などと呼ばれ、長さは50cm程度のものが一般的。

特に関東以北ではアサツキと間違われるが同じものではありません。

小ねぎはスーパーでもよく見かけますが、そのほとんどが九条ネギを品種改良したり、成長過程で採取される(所謂若取り)ものと言えるでしょう。

各地方ではその土地の特性を生かし独自のブランド展開しています。

例をあげると福岡県の『博多万能ねぎ』高知県土佐香美の『やっこねぎ』佐賀県の『うまかねぎ』大分県の『大分味一ねぎ』などが有名です。

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長ネギと小ネギの栄養の違い

文科省の学術審議会資源調査分科会が公表しているデータ『五訂日本食品標準成分表』では長ネギは100gあたりのカロリーが28Kcalとヘルシーな食品です。

炭水化物も100gあたり7.2gと低い数値であると同時にビタミンもカロテンが14μgとほとんどありません。

ミネラルはカリウムが180mgと比較的高い数値が出ていますが、カリウム含有率が多いと言われるほうれん草の690mgにはかないません。

一方(小ネギ)葉ネギは100gあたりのカロリーが31Kcalで炭水化物も長ネギとほぼ変わらずの7.0gです。

しかし小ネギの良いところはβカロテンの含有率が長ネギの14μgにくらべ1900μgと桁外れに高い数値が出ています。

そしてカリウムも220mgと長ネギより高数値が出ています。

どうやら食品栄養成分表の数値勝負では小ネギ(葉ネギ)のほうに軍配が上がるようです。

まとめ

小ネギ(葉ネギ)と長ネギの違いと栄養価の比較をしました。

同じネギなのに意外にも栄養価だけを比較すると葉ネギの方が高いことが分かりました。

しかし、長ネギに含まれる硫化アリルの効果は薬効として期待ができ、古くから民間療法として重宝されてきました。

ネギは刻むことによって薬効がアップすると言われているので毎日の料理に薬味として、余すことなく使いたいですね!

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