春の訪れを告げるおいしいたけのこ。
春というからには3月4月を連想しますが、はて?もっと早くスーパーで見かけたような気が・・・という人もいるのではないでしょうか。
たけのこの旬や収穫時期の違いなどを調べてみました。
地方によって違う収穫時期
たけのこは成長が早い植物なので、旬もあっという間に終わってしまいます。
だいたいが春ごろ、桜前線のニュースが流される頃です。
一般的にたけのこといえば孟宗竹のことを言います。
スーパーで売り出されているのも孟宗竹です。
厚みがあって実は柔らかくて白く、独特の甘みがあります。
九州の早掘りたけのこは驚くなかれ11月頃から収穫され、12月には出荷が始まります。
京都では2月頃からです。
もっともおいしく安い、いわゆる旬の食べごろは3月から4月にかけて。
たけのこ掘りなどの行楽もこのころがたけなわですね。
種類によっても違います
たけのこも種類があります。
ハチクやマタケ、ネマガリタケ、カンザンチクなどです。
- 淡竹(ハチク)
細く粉をふいた薄い緑できれいなたけのこですが、一般にはあまり出回っていません。
- 真竹(マタケ)
これも細めのたけのこです。
皮にうぶ毛がなく黒い斑点があります。
見かけた方も多いのではないでしょうか。
灰汁や苦みが強いたけのこですが、味はしっかりとしています。
- 根曲がり竹(ネマガリタケ)
北海道、東北などが主な産地です。
小さくて細いたけのこです。
太さが1~2㎝程度で山菜として売られているようです。
灰汁が少なく歯ざわりのよいたけのこです。
- 四方竹(シホウチク)
高知県が主な産地です。
灰汁が強く皮を剥いて湯がくだけで紫に変色してしまいます。
そのため産地のみの消費でしたが、湯がき方の開発で水煮の状態での出荷が始まっています。
旬は秋。
9月から11月にかけてが収穫時期です。
- 寒山竹(カンザンチク)
産地は九州南部です。
関西から西方面で食べられています。
別名を大名竹や大明竹などと呼ばれています。
クセがなく口当たりが柔らかなたけのこです。
旬は7月から8月です。
まとめ
孟宗竹しか知らなくて、たけのこと言えば、でっぷりと大きなうぶ毛の生えたものと思っていました。
京都のたけのこ産地などは時期になると、あたりはたけのこ一色で何も知らなくてもたけのこの旬と収穫時期なのだと分かるほどです。
調べてみると珍しいたけのこや、あれ?見たことあるよ、というたけのこもありました。
旬ももちろんそのたけのこ独特の時期があるので、珍しい頂き物もあるでしょう。
たけのこ一つで季節を感じられる幸せを嬉しく思います。
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