近年、特に若い女性に受けているパクチーの人気は、一時のものにとどまらずに今も続いています。
一体パクチーが人気な理由とは、なんなのでしょうか？
そもそもパクチーとは？
名前だけ知っているという方も、結構いるのではないでしょうか。
パクチーとは
パクチーは、セリ科の一年草です。
パクチーよりも前に名前が広く知られている「コリアンダー」と同じ植物で、コリアンダーは、実や葉の部分を乾燥させたもので香辛料として使われています。
一般には英語のコリアンダー（coriander）とよばれていますが、エスニック料理店が増えるなどして、生で食べる葉の部分を指してよばれる「パクチー（タイ語）」の名の認知度があがりました。
また中国の料理にも使われていて、中国では、香菜（シャンツァイ）とよばれています。
コリアンダーの歴史は古く、古代エジプトでは調理や医療に用いられ、古代ギリシャや古代ローマでも薬草として多く使われていたようです。
パクチーの特徴
パクチーの大きな特徴は、なんといっても「香り」ですね。
このパクチーの独特の香りで、好き嫌いが分かれるといってもいいでしょう。
同じくセリ科で、日本でなじみ深い「三つ葉」と、外見が似ていますが、味と香りは全く違います。
ちなみに、三つ葉はセリ科のミツバ属、パクチーはセリ科のコエンドロ属です。
デトックス効果（解毒効果）が期待できる
パクチーには体に蓄積された重金属や老廃物を、排出してくれるデトックス効果が期待できるといわれています。
アンチエイジング
パクチーの葉の部分にはβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンには抗酸化作用があり、また同じく抗酸化力の強いビタミンE、女性に不足しがちな鉄分も含まれています。
そしてその鉄分の吸収をよくしてコラーゲンの生成を高めるビタミンCも含まれています。
この他にもパクチーには、ビタミンが豊富に含まれています。
パクチーの香り成分
パクチーの独特の香りが、好き嫌いが分かれる大半となるのですが、パクチーには「リオナール」「ゲラニオール」という香り成分が含まれており、リオナールには消化促進、食欲増進、さらに鎮静作用があり、ストレス性の頭痛、偏頭痛に効果が期待できると言われています。
またゲラニオールには、女性ホルモンの一種のエストロゲンの分泌を助けてホルモンバランスを整え、生理痛や更年期障害の症状の緩和などに期待できるようです。
まとめ
パクチーが特に女性に人気の理由は、パクチーが豊富に含んでいるビタミン類で美肌効果を期待できることや、香り成分から女性特有の悩みに効果があるといわれていることなどが考えられますね。
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