トレビスという野菜、日本ではまだ流通する量がそれほど多くないようですので、その名前に馴染みのない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

欧米原産のトレビス、国や地域によって異なる呼び名や特有の品種があるのかもしれませんね。

色々な場面で食事をする時に役立つかもしれない豆知識として、トレビスの呼び名や種類についてご紹介しましょう。

トレビス チコリ ラディッキオ 違い

同じ野菜でも色々な呼び名がある?

結論から言うと、『チコリ』『ラディッキオ』『トレビス』は同じ種類に属する野菜といえるようです。

まずトレビスですが、イタリアの町トレヴィーゾで品種改良されたチコリの一種であるといわれ、それの地名が由来して、フランスで『トレビス』という名前になったという話があります。

実際にはイタリアでは『ラディッキオ』と呼ばれることが多く、場所によって色々な呼び方や種類が存在するということなのです。

ちなみに『チコリ』は英語で、トレビスが『レッドチコリ』という呼び名で扱われていることもあるそうです。

種類によっても色々な名前がついている?

トレビスの仲間には、見た目の特徴が異なるいくつかの種類があるようです。

葉が丸く結球するものや結球しないで細長く縦に伸びていくものなど、様々な形状を持ったトレビスが、その特徴を生かせる料理に使われているのですね。

例えば、長さが20cm近くにもなる細長いものはトレビーゾ,葉が細くて結球しないタルティーボ,ソフトボール大に結球するキオッジャ,葉先までしっかり結球するのでラグビーボールのような楕円形になるプレコーチェなどで、主にそれぞれの産地の地名がつけられているそうです。

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日本ではどのような種類が多い?

日本で流通しているトレビスの仲間は、丸い形に結球したキオッジャのような形状が主流であり、小さな紫キャベツのような印象ですが、キャベツとは全く異なる種類の西洋野菜という位置づけになるようです。

もちろん食感も風味も特徴が異なり、トレビスの方が葉が薄くてサクサクしていること、食べると苦味を感じることなどの違いがあげられます。

以前はほぼアメリカやイタリアからの輸入に頼っていましたが、徐々に国内での栽培が行われ始めてきたようです。

本格的な栽培はまだこれからですが、岡山県や鹿児島県,北海道や長野県などが主な生産地となっているというデータがありますので、これからが楽しみですね。

まだ一般家庭というよりは飲食店からの需要が大半を占めているようですが、今後生産量が安定して価格もお手ごろになれば、私たちも手軽に味わうことができそうです。

まとめ

色々な呼び名と様々な形状の種類のあるトレビス、日本ではこれから認知度が上がっていく食材の1つなのかもしれませんね。

何よりきれいな赤紫色とほろ苦い風味が、目にも舌にも新しい感じで、おもてなしにもぴったり!

食卓にアクセントを加えてくれそうです。

国内でも様々な種類のトレビスが栽培されて、手軽に料理に生かせたら素敵ですね。

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