とろろ芋と山芋って何が違うのでしょうか。
その違いについて調べてみました。
山芋とは?
山芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類されるつる性のもので、ヤマノイモ種は山で自生する「自然薯」のことなどを指します。
「山芋」である自然薯は日本原産で、独特な味わいで風味が良く、粘り気が強いです。
かつては山に自生している天然のものを収穫していましたが、近年では、栽培が盛んに行われるようになり、まっすぐに伸びた綺麗な形のものが流通しています。
芋の部分だけでなく、ツルには零余子(ムカゴ)と呼ばれる大豆ほどの実をつけ、これも食用として食べることができます。
自然薯は、地上部分に長いツルを伸ばし、葉の形は細長いハート形で、先が細くとがった形をしています。
天然のものだと、5年くらいかけて成長を繰り返し、1mほどの大きくて長い芋になります。
栽培のものだと、種芋を定植してから1年、長いものでも3年ほどで収獲されます。
数が限られ、手間もかかることから価格は長芋の数倍から10倍ほどもします。
長芋は?
長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類されますが、ナガイモ種となり山芋(自然薯)とは品種が異なります。
長芋は中国原産で、すりおろしてとろろとして食べることもありますが、山芋と比べると水分が多く、粘り気が弱いため、シャキシャキとした食感を楽しむことができる短冊切りやサラダなどで使われることが多いです。
現在では、北海道や東北地方で多く栽培されており、春に植え、その年の11月から12月にかけて収穫する「秋掘り」が6割で、雪解け後の3月から4月にかけて収穫する「春掘り」があります。
よって1年中市場に出回ることができ、山芋類の中でも最も流通しているものになります。
とろろ芋は?
とろろ芋とは、芋の種類ではなく、山芋をすりおろしたものを「とろろ芋」と呼びます。
山芋(自然薯)、長芋、大和芋などをすりおろしたもののことです。
とろろに出来る芋は「とろろ芋」というころになるようです。
とろろにしたらどうなる?
自然薯は擦ってとろろにすると、粘り気が強いので出汁などを使って擦ると良いでしょう。
そのまま持ち上げることもできるくらい粘り気があります。
一方、長芋は擦ってとろろにすると、水分量が多いので粘り気はあまりありませんが、味の濃い料理にかける場合は長芋もとろろが合うようです。
まとめ
自然薯は高級品なので、なかなか食べる機会がありませんが、長芋はよくすりおろしてお好み焼きなどに入れたりします。
とろろ芋という芋はないということが分かってよかったです。
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