本うこん染めの木綿生地は大変貴重なもので、効能としては、防虫、防腐、防カビは勿論のこと、吸湿効果にも優れているので、大切にしている品物の保管などには持ってこいの生地と言えそうです。
たんすの引き出し用に、あるいは、保管用風呂敷として使うなど色々使い方はあると思います。
防虫効果の効能があるうこん染め
本うこん染めの生地ですが、一部織り目が粗くて、多少薄くなっているケースがあるようです。
しかし、防虫効果などの効能は依然変わりないということです。
特に不良品ということではないそうですので、安心してお使いください。
それでは、本うこん染め、あるいは、本染めうこんとは、具体的には、どのような染め方で作られるのでしょうか?
1回の染色で十分の染色効果
春うこんの根をアルコールで浸したあと、アルコールを除去して、高濃度な抽出液を作り(アルコール抽出法)、その液に、時間をかけて精錬済みの生地を浸して染色するのだそうです。
鉄分が含まれない軟水で水洗いすることで、うこん本来の持つ鮮やかな黄色を抽出することができるそうです。(浸染技法)
たった1回の染色で、うこん染めの効能と染色効果が十分期待できるそうで、熟練の職人の手により、丁寧に仕上げられるとのことです。
うこんの香りこそ本物の証し
本うこん染めの生地は、アルカリ成分に合成すると、赤褐色になるようです。
そして、光に当たった本うこん染めは、白色に変色することがあるそうです。
しかし、そのような場合でも、防虫・防腐効果などの効能は、劣化することはないそうですので、ご安心を。
鮮やかな黄色で、うこん染めと称したオレンジ色に近い黄色の布があるそうですが、それは、うこん染めを真似て作られた、化学染料で染めただけの布である可能性が高いようです。
布に鼻を近づけると、うこんの香りがかすかにするのが、正真正銘の本物の本うこん染めということです。
まとめ
本うこん染めは、防虫、防腐、防カビといった様々な効能がありますので、昔から、衣類や書画、陶器などの保管用に使用されていたようです。
額縁、陶器などを包むときの黄色の布に、どことなく見覚えがあるという方も多いのではと思います。
着物を包むためだけの本うこん染めの風呂敷も大変重宝されているとのことです。
ご家庭でも、ダンスなどの中敷き、あるいは、衣類用カバーといった、大切な品物を包んで保管するためのものとして、ご利用されてはいかがでしょうか?
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