同じ畑や花壇、コンテナなどで複数の植物や野菜を育てることを混植といいます。
大きいコンテナを買ってしまったり、一つしか花壇を用意できなかった時に混植をすることがあります。
この混植、実は植物や野菜にいい影響を与えたり、悪い影響を与えたりするのです。
混植の相性
混植するならぜひ良い影響を与えたいですよね。
どのような野菜であれば良い影響を与え合うのでしょうか。
混植の相性が良い場合とは
お互いに良い影響を与え合う混植をコンパニオンプランツといいます。
一緒に育てることで、生育が良くなったり、病虫害が減ったりするのです。
例えばキュウリなどのウリ科の野菜はネギなどと一緒に育てると、ウリ科のつる割病が減るといわれています。
良い影響を与える理由は、異なる野菜を育てることで、生物相が多様になったり、害虫がどの野菜に行けば良いのか混乱してしまって野菜に寄りつかなくなるからだそうです。
混植の相性が悪い場合とは
良い影響を与え合う場合もあれば、もちろん反対の悪い影響を与え合う場合もあります。
片方、もしくは両方の生育が悪くなったり、害虫が増えたりします。
植物にはアレロパシーという能力があるのですが、これはある病原菌の繁殖を抑制したり害虫を避けると言うもののです。
良い組み合わせで混植している場合はこの能力が効果的に働きます。
しかし、良くない組み合わせで混植をすると、この能力は反対の効果をもたらします。
つまり、一緒に育てている野菜を邪魔扱いし、生育の抑制効果をもたらしてしまうのです。
キュウリとインゲンの混植はダメ?
混植において相性の良い組み合わせや悪い組み合わせは様々です。
その中の組み合わせとして、キュウリとインゲンはあまり良くないという説が多いです。
なぜ相性が悪いのか
キュウリとインゲンを混植することで、土の中のネコブセンチュウなどの害虫が増えると言われています。
この虫が畑に増えると、被害が拡大するそうです。
ただし、相性が良いと言われる説もあります。
それはつるなしインゲンの場合です。
キュウリとつるなしインゲンの場合であれば相性が良いとされています。
インゲンと相性の良い野菜は?
せっかくインゲンを育てるなら、良い組み合わせと育てたいもの。
インゲンと相性の良い野菜には、トウモロコシやパセリがあります。
つるありインゲンの場合、収穫の終わったトウモロコシの茎を支柱代わりにして育てることができるのです。
しかも、肥料を吸う力の強いトウモロコシのおかげで、土の中の窒素分が少なくなり、インゲンにとっては育ちやすい環境になっているのです。
パセリの場合は、パセリがつるありインゲンに助けられます。
パセリは日陰で育ちやすいのですが、日の光が無くても育たないという育てにくい野菜です。
つるありインゲンと一緒に育てると、ちょうどよい日陰になり、パセリも育ちやすいのです。
まとめ
二つの野菜を一緒に育てる混植という考え方は、最初は慣れないかもしれませんが組み合わせを覚えだすと野菜も育てやすくなります。
キュウリとインゲンのように、相性の悪い野菜の場合は気を付けなければなりません。
同時に育てることで害虫が増えたり減ったりすることがあるなんて最初は想像もつかないかもしれませんが、相性が悪いとどちらもダメにしてしまいます。
相性の良い野菜を調べ、大事に育てていきましょう。
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