種を蒔いてから発芽した後に最初に出る葉のことを子葉といいます。
その後にしばらくして本葉が出てきます。
この子葉や本葉はインゲンの栽培にどう影響しているのでしょうか。
子葉と本葉って何?
発芽後に最初に出てくる葉っぱが子葉ということですが、なぜ本葉と同時に出てこないのでしょうか。
どういう役割をしているのか、まずは子葉と本葉について理解しましょう。
子葉とは
発芽後、最初に出てくる葉のことを言います。
俗に言う双葉や二葉はこの子葉のことを指します。
そう言うと、必ず二枚出てくるかのように勘違いしてしまいますが、子葉は植物によって出てくる枚数が違います。
トウモロコシやネギなどの単子葉植物は子葉が一枚です。
インゲンやアサガオは双子葉植物で、子葉は二枚です。
裸子植物になると、複数枚の子葉が生えてきます。
子葉には養分がつまっているため、子葉を切り取ると生育が十分でなくなります。
本葉とは
子葉の次に出てくるのが本葉です。
本葉は子葉と形が異なります。
子葉は最初の役割で終わってしまうのですが、本葉は出てきたらその植物本来の葉になるので大きくなります。
インゲンにおける子葉と本葉
子葉と本葉の役割についてご紹介しましたが、インゲンにおける子葉と本葉の影響はどういうものでしょうか。
子葉の役割
インゲンの場合、子葉は茎の上に乗って地上に出てきます。
子葉なので、本葉のように葉が大きくなったり、きれいな緑色になることはありません。
インゲンの子葉は、子葉の間から出てくる茎葉に栄養を供給するという役割を担っています。
養分をたっぷり蓄えた子葉ですが、この養分はだんだんなくなっていきます。
養分を全て供給し終えたら、枯れて子葉は落ちてしまいます。
子葉の栄養のおかげでインゲンはすくすく育ちます。
そして自分で光合成が出来るようになります。
この光合成を自分でできるようになるまで、子葉は養分を与え続けるのです。
植物によっては子葉の養分が少なく、子葉自体が光合成をするものもあります。
インゲンには初葉がある
インゲンには初葉があります。
この初葉とは子葉と本葉の間に出てくる葉のことです。
多くの植物は子葉の後に本葉が出て来ますが、インゲンは子葉、初葉、本葉の順で出てきます。
子葉の後に出てきた葉が思ったより早い段階で2枚出ていたら、それは初葉の可能性があります。
初葉の下の方に小さく3枚に分かれた葉がありませんか?
インゲンの本葉は3枚に分かれて出てきます。
それが本葉になりますので、間違って切り取らないようにしてください。
まとめ
植物の葉にもちゃんと種類があるんですね。
全部同じではなく、栄養分を持っているけど光合成が出来なかったりなど、植物によって育ち方が違います。
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