ケールは、キャベツと同じ「科」に属するということですが、ほうれん草は、「科」が違う様です。
ですが、見た目は濃い緑色で、同じ緑黄色野菜に分類され、栄養価はどちらも「高い」といわれています。
考えるに、例えば、青汁にしたら区別が付かないだろうと思うほどです。
これから、ケールとほうれん草について調べます。
目次
ほうれん草について
日本への伝来は、次の様に考えられている様です。
- 漢字では、「菠薐草」と書く
- 「菠薐」は、中国語では今のイランを指し、昔のペルシャを指す
- シルクロードを通り、中国に伝わり、日本に伝わった
- 日本には16世紀の半ばに伝わったとされる
- 伝来当時は、「唐菜(カラナ)」や「赤根菜(アカネナ)」という名前で広まった
- 日本で、ほうれん草を漢字で書く場合は、「菠薐草」、「法蓮草」、「鳳蓮草」などがある
品種
アカザ科ほうれん草属ほうれん草
品種には、主に2種類ある様です。
- 東洋種
東洋種のほうれん草は、葉がギザギザして深く切れ込み、尖っていて、調理に関しては、アクが少なく、お浸しに向いていて美味しいそうです。
- 西洋種
西洋種のほうれん草は、葉が尖らず、切れ込みもなく丸みがある形をしていますが、東洋種と比べて厚みがあり、調理に関しては、アクが強いので、火を通した調理方法が向いているそうです。
- 近年、見かけるほうれん草
寒ジメちぢみほうれん草、サラダほうれん草、交雑種(東洋と西洋を改良)
ケールについて
日本への伝来は次の様に考えられている様です。
- 地中海沿岸が原産
- 江戸時代に伝来
- 「羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)」、「緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)」と呼ばれる
品種
アブラナ科アブラナ属ケール
品種には、主に3種類ある様です。
- カーリーケール
葉の色が比較的浅く、シワがあり縮れたスコッチケールと呼ばれる品種で、小振りながらほかと比べて苦味が少ないので、西洋ではサラダなど、生で食べられている様です。
シベリアンケール
小振りでシワが少なく、葉は青々として美しく、比較的古い品種だそうです。
ケールの特徴である苦味や青臭さが強いですが、それを好む人には、絶品だそうです。
- コラード系ケール
ほかの2種と比べて、シワも縮れもほとんどなく、丸い葉が特徴の様です。
葉の色はキャベツの1番外側に付く葉の様に濃いそうで、葉の質は硬いということですが、青汁でもサラダでも、生で食べることに向いているそうです。
それぞれの栄養価
ほうれん草の栄養について
- βカロテン
ケールの効果に加えて、体の中でビタミンAに変わり、肌荒れ、夜盲症などに効果が期待できる様です。
抗菌効果、免疫力の向上、ガン予防、風邪などの予防にも効果が期待できる様です。
- マンガン
- カルシウム
- マグネシウム
ほうれん草の赤い部分(根に近い部分)に多く含まれ、骨を作る、健康の維持に効果が期待できる様です。
ほかには、ビタミン類、カリウム、リンなどが多く含まれている様です。
ケールの栄養について
- βカロテン
ほうれん草の効果に加えて、抗酸化作用があり、体の中の酸化(老化)を防ぐ効果が期待できる様です。
- メラトニン
体内時計を正常化するために、睡眠の質の向上が期待できる様です。
- ルテイン
目の異常、例えば、白内障などに対して、その働きを正常化する効果や、改善する効果が期待できる様です。
- 食物繊維
整腸作用や、コレステロールを体の外に出したり、血糖値が急に上がるのを防ぐなどの効果が期待できる様です。
- カルシウム
骨を丈夫にする効果に期待が持てる様です。
ほかにも、ビタミン類、カリウムなどが多く含まれている様です。
ケールとほうれん草の関係
- ケールに含まれる鉄分は、ほうれん草の数倍多い
貧血予防には、欠かせないといわれています。
貧血の人や、その症状がある人は、ケールの青汁を飲むことで改善が期待できるそうです。
- ケールには、ビタミンCがたくさん含まれている
残念ながら、ビタミンCは熱に弱いことで知られていますが、ほうれん草は火を通すのに対し、ケールは加熱処理しなければ、ビタミンCをそのまま体に取り込むことができるでしょう。
ビタミンCをそのまま体に取り込みたいなら、青汁(ケールの生食)にその効果が期待できるでしょう。
- 「青汁をほうれん草で作る」
・・・こんな話を耳にしますが、ほうれん草には「結石」の原因と考えられている「シュウ酸」が多いことから、青汁には向いていない様です。
まとめ
ほうれん草は、16世紀と歴史は古く、イランからシルクロードを通って中国を経由して日本に入ってきたと分かりました。
普段は、あまり気にしていませんが、2種類の品種があることも分かりましたので、次回ほうれん草を購入する時は、特徴を観察してみようと思います。
そして、その種類に合った調理ができれば良いと思いました。
双方の栄養価が高いのは、ほかからも耳にしていたので少しは分かっていたつもりでしたが、改めて、調べてみて、両方共に欠かせない栄養素だということが分かりました。
青汁として体に取り込むなら、ケールの方が良いということも分かりました。
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