ケールは、海外から入ってきたキャベツの原種に近い野菜で、あまり目立つことがありませんでしたが、通信販売や直販などで広く紹介されたことにより、手に入れやすくなったことと、愛飲する人が増えたことで、今や日本全国で栽培されているそうです。
また、その普及率は、青汁として大変高い様です。
主な青汁の流通は、「粉末」と「スムージー」だということですが、これから国産のケールの粉末について調べます。
国産のケールといわれる訳
国産とは
国産の野菜などの食品には、「JAS法」という法律の下、原産地の表示をすることが決まっている様です。
ですから、国産のケールの粉末には、きちんと「原産地は正真正銘日本」と理解したいのですが、この法律は、商品の51%が国産材料であれば、「国産」と表示しても良いことになっているというのです。
ということは、「国産100%」と書いていなければ「外国産が混じっているか分からない」ということになりそうです。
もし、あなたが「国産100%」にこだわる様なら、きちんとその様に表示している物を選ぶのが良いでしょう。
外国産とは
ケールを輸入し、それを加工していれば、外国産のケールを使って粉末にしている訳だから、「外国産の粉末」ということになる様です。
ですが先ほど、「国産とは」のところで書いた通り、49%が外国産のケールを使っていても「国産」と書くことができるため、解釈が難しいところの様に感じます。
国産は値段が高い
国産だけに頼ると価格が高くなってしまうのは、ケールも例外ではない様です。
例えば、アメリカ産のケールの場合は、畑の面積は「日本の約20倍」でも、日本の農家の数は「アメリカの1.8倍」ということです。
「農家の数が多い=働き手の数も多い」ということですが、それには「人件費」がかかるので、ケールの価格に跳ね返ってきている様です。
結果、外国産の方が、「価格は安くて、収穫はたくさん」、国産は、「価格は高くて、収穫は少ない」という仕組みになるそうです。
国産ケールの栄養
国産とは、文字通り「日本国内で栽培されている」という意味ですが、その産地の気候や土の具合(土壌)によって育ち方が一律ではないそうです。
ケールの粉末の栄養成分表示を見てみると、例えば、「ビタミンC:76~229mg」と、「~」が使われているのを目にするでしょう。
これは、栄養素に「幅がある」、「ばらつきがある」という意味の様ですから、このことからも、一律ではないことが分かるということです。
ただいえるのは、栄養素にばらつきがあっても、「野菜の王様」と呼ばれている様に、どの野菜よりも栄養価が高い様です。
まとめ
国産ケールは、「外国産と比べて、コストは高いが安全に限りなく近い」、ただし、製品となり、原産地を確認した時、「国産100%」と書かれていない限り、純国産ではないということが分かりました。
国産ケール畑は、海外のケール畑より狭く、人件費がかかるため、どうしても価格が上がってしまう様です。
ですから、販売価格を抑えるためには、外国産のケールを基準値内(50%未満)で混ぜているということでした。
国産の栄養については、栽培地域の気候と土壌で数値が変わることも分かりましたが、全体的に見ても、ほかの野菜よりも栄養価が高いことも分かりました。
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