リンゴなどが特に顕著で有名ですが、キャベツやブロッコリー、またはキュウリなどでも、表面がワックスを塗ったようにテラテラツルツルとしていて、水を弾く時がありませんか?
これは野菜や果物の見栄えを良くするなどの理由でワックスを塗っているとか、農薬のせいだとか誤解されることもあるようですが、人が手を加えて起こる現象ではありません。
天然のワックス
野菜や果物は、天然の蝋物質(ワックス)を分泌して自らを覆います。
それは雨や虫、乾燥や低温、直射日光などから自らの身を守るためと言われています。
水分は植物に必要なものですが、必要以上に水を付着させると、そこから弱ったり腐ったりする原因になります。
蝋物質は、ワックスのようになっていたり、白い粉のようになっていたりもします。
これは食べても人体に問題となるものではないようです。
ワックスの落とし方
ブロッコリーのワックスは、樹脂のようなものなので、水洗いだけでは落ちませんが、茹でるか熱めのお湯をかけると落とすことができます。
食べても問題のないものですが、取り除くと雑味が消えます。
ちなみに、お店で売っているブロッコリーは、それほどではないようですが、自家栽培のブロッコリーだと、モリモリしている部分、花蕾(からい)の部分に、虫が結構隠れているようです。
自家栽培の場合は、しっかり水洗いした方がいいようです。
農薬の可能性は低い
あるブロッコリー農家さんのブログを読むと、誤解を受けている農薬のことについて書かれています。
下記参考アドレス↓
http://hyakusyo.ashita-sanuki.jp/e626629.html
上記の記事を読むと私たちが食べるブロッコリーの表面に農薬が散布されている可能性は少ないと理解できます。
ようするに、農薬を普通に散布しても、野菜が自衛のために張っているワックスに阻まれて浸透することが出来ず、効果が得られない。
効果を得るには、家庭用台所洗剤に多い中性洗剤の界面活性剤の力を借りることになる、けれど、それをすると、野菜が水に濡れすぎて腐ったり病気になってしまうと書かれています。
まとめ
アブラナ科の植物は蝋物質を出すのが顕著な植物だそうです。(ブロッコリーはアブラナ科です)
また、アブラナ科の植物には、イソチオシアネートと呼ばれる辛味成分の物質が含まれています。
この成分がたまに、切ったり茹でたりすることで分解されてジメチルジサルファイドという成分になり、その成分が濃くなると消毒液のような臭いがすることがあるそうです。
これも食べても問題ないそうです。
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