にんじんの色は?
にんじんの鮮やかなオレンジ色はβカロテンによるものだという見解はネットや文献はよく見かけますが、厳密にはどうなのでしょう?
赤色の強い東洋種(早生金時、本紅金時)主要色素としてリコピンを80~140μg/g含有しています。
もちろんβカロテンやαカロテン、キサントフィル類等も検出されますが、発色についての主要色素はポリフェノールということです。
橙色が強い西洋種(黒田五寸)などはαカロテン、βカロテンが主要色素で、そのほかにキサントフィル、リコピンが検出されました。
黄色が強い『シマニンジン』ではキサントフィル類が主要色素でその他は微量でした。
小説「にんじん」とは?
1894年に出版された「にんじん」はフランスの作家ジュール・ルナールの中編小説です。
この小説は作者であるルナール自身の幼少期がモデルになっていると言われています。
主人公のフランソワ・ルピックは、赤毛とそばかすのある顔のために家族から「ニンジン」と呼ばれ他の兄弟とは明らかに差別された生活を送っていまいした。
そんな理不尽な両親の仕打ちにも耐え成長していくフランソワ少年は時として皮肉めいた論点で周りの環境を冷静に観察しながら物語は進んでいきます。
小説の出版当初は大して話題になりませんでしたが、アンドレ・アントワーヌが舞台化し、上演が好評を博すると同時に原作の小説に注目が集まりました。
日本語訳の岸田国士によると『にんじん』は大人の愚劣さをあざ笑いながら成長していくというストーリーだそうです。
以上「にんじん」がタイトルの有名な小説でした。
『にんじん』ジュール・ルナール
なんだか不思議な小説だ、文章は簡単だがいまいち主人公にんじんと母親や他の家族との関係性が見えてこない。印象としてはお互い愛し合っているがそれが歪んだ形で現れているように思える。一見単純そうに見えて底が深い、そんな小説だと思います。 pic.twitter.com/dO4Bf0dxg8— ちゅん (@chunsan13) 2017年5月15日
まとめ
前項からもわかるように品種によって主要色素が異なり特色が出ていることがわかりました。
逆に言えば、主要色素とその他色素の総量によって様々な色味のにんじんが出てきてもおかしくないとも言えます。
面白いことにβカロテン、リコピン、キサントフィル共に抗酸化作用があり健康や美容、アンチエイジングに効果が期待できることは共通しています。
にんじんはどの品種を食べても健康と美容に良いというわけですね!
今後も積極的に食生活ににんじんを取り入れていきたいですね!
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