野菜不足と思った時にレタスや生野菜を食べたりすると思いますが、レタスや生野菜を食べた時に食中毒を引き起こす可能性があることをご存知でしょうか?
食中毒についての予防方法や対処方法についての知識を習得し、食中毒にならないように対応していきましょう。
レタスの細胞内で育つリステリア菌の食中毒の症状や生野菜で感染する食中毒菌についてお伝えします。
目次
レタスの細胞内で育つリステリア菌の食中毒の症状は?
リステリア菌は、リステリア・モノサイトゲネスと呼ばれ河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌です。
乳製品・生ハム・スモークサーモンなどの保存食品が原因で、食中毒を引き起こすとされるリステリア菌が、レタスの細胞組織内で生息できることを米国の研究者が突き止めたと言われています。
インディアナ州パデュー大学のアマンダ・ディアリング助教授達は、3種類の品種のロメインレタスを対象に、さまざまな条件下で栽培する実験をして21日間の観察を続けた結果、539個のレタスが成長する過程で種子・発芽した根・葉の部分の細胞内にリステリア菌が侵入して生育するのを確認したそうです。
レタスがリステリア菌に接触すると、わずか30分くらいで植物組織が菌に感染する可能性があることも判明したそうです。
リステリア菌は、他の一般的な食中毒菌と同じく加熱により消滅しますが、4℃以下の低温や12%食塩濃度下でも増殖してしまいます。
なので、食品を冷蔵庫で保存したり塩漬けしていると食中毒菌が増えないと思いがちですが、冷蔵庫保存・塩漬けでもリステリア菌は増殖し食中毒の原因になる可能性もあります。
リステリア菌の食中毒の症状は、悪寒・発熱・筋肉痛などインフルエンザなどの他の感染症と似ていたり、敗血症・髄膜炎・中枢神経系症状などを引き起こす可能性もあります。
リステリア菌の食中毒が発症しても軽症で自然に治るとされていますが、感染した時の症状の重篤度は個人差があります。
健康的な成人は非常に多くのリステリアを摂取しなければ発症しないので、賞味期限や保存方法を守っていれば食中毒を発症するほどの菌数にはならないそうです。
リステリア菌の食中毒の予防方法
- 生野菜や果物など食べる前によく洗いましょう。
- 期限内に食べるようにしましょう。
- 開封後は期限内であっても早めに消費するようにしましょう。
- 冷蔵庫を過信しないようにしましょう。
- 冷凍庫で保存しましょう。
- 加熱してから食べましょう。
生野菜で感染する食中毒菌は?
腸管出血性大腸菌(O157など)
動物の腸内に生息していて家畜の糞尿に存在し生野菜は家畜の糞を肥料にしていることが多いので要注意です。
菌に感染してから症状が出るのは、1日~10日くらいです。
サルモネラ菌
腸管出血性大腸菌と同じで動物の腸内に生息しています。
サルモネラ菌に感染してから症状が出るのは、4時間~8時間と短いです。
コレラ菌
コレラ毒素と呼ばれる毒を生み出す食中毒です。
コレラ菌に感染してから症状が出るのは、1日~5日で早ければ数時間で発症する場合もあります。
赤痢菌
感染力が非常に強い食中毒菌です。
赤痢菌に感染してから症状が出るのは、1日~5日くらいです。
食中毒にならないための対処方法は?
- 綺麗な水の流水で念入りに洗い菌を落とすようにしましょう。
- 湯通しをするようにしましょう。
- 次亜塩素ナトリウム水溶液や野菜を洗う洗剤であらうようにしましょう。
まとめ
レタスなど野菜をあらうのは面倒くさいと思うこともあると思いますが、綺麗な水の流水でしっかり洗うことが食中毒にならないために一番大切なことだと思いました。
冷蔵庫保存も過信しないようにしないといけませんね。
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