きゅうりの表面に白い粉がついているもの見たことありませんか？
農薬がついたままじゃないか？って心配になりますよね？
実はこの白い粉、きゅうりが美味しい証拠なんですって！
いったいどんなものか知りたいですよね。
きゅうりについてる白い粉の正体
これは、「ブルーム」と言って野菜や果物の表面に見られる白い粉状のろう物質です。
新鮮な野菜や果実に良くみられるもので、野菜や果実自らが出す天然物質で人体には無害です。
ブルームは、きゅうり自身の水分を蒸散を防ぐため新鮮さを保ったり、雨や露などの水分をはじいて病気を予防したりする役目を持っています。
このブルームが見られる野菜はきゅうりのほかにブロッコリーやネギなどにもあります。
ブルームきゅうりとブルームレスきゅうり
ブルームレスきゅうりとは、表面に白い粉がついていないきゅうりです。
ブルームきゅうりは、表面についている白い粉が見た目が悪く、農薬と勘違いされることも多く、近年ではブルームレスきゅうりが市場に出ているそうです。
ブルームレスきゅうりは、表面がツルツルでつやつやとしていて、ブルームきゅうりに比べて皮が厚く中は柔らかいのが特徴です。
ブルームきゅうりは、表面に白い粉がついていて水気の多いきゅうりで、触感や歯触りも良いきゅうりです。
きゅうりの選び方
近年の品種改良で、ブルームレスきゅうりが市場の8割を占めるほどとなりました。
ブルームレスきゅうりは本来のブルームによって守られていた皮がむき出しになることから、きゅうり自体の皮が厚くなって、中身が柔らかくなってしまった弱点があります。
現在では、見栄えは良くないけど本来の美味しさを持ったブルームきゅうりが見直されているようです。
同じように、10年くらい前からイボのないきゅうりも出てきています。
しかし、イボが残って少しチクチクするくらいのものが新鮮なきゅうりです。
スーパーできゅうりを選ぶなら、太さが均一で尻太りしてなく、くびれていないものが良いきゅうりと言われています。
平凡野菜さんの新鮮野菜！
ブルームきゅうりがメチャ美味！ pic.twitter.com/suTNRXSv2o— 魚料理うりんぼう (@urinbou77) 2016年8月1日
まとめ
きゅうりの白い粉がきゅうりのおいしさの秘密だということがわかりました。
現在きゅうりは品種改良によって様々な種類が出てきています。
本来野菜の持つブルームのような性質を生かし、美味しいきゅうりを食べていきたいものですね。
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