レンコン、ハスを漢字に直すと、蓮根、蓮になり、「蓮根を食べる」、「蓮の花」などと続ける使い分けをしますよね。

つまり、レンコンは地下茎の部分で、食用の部分。

ハスは植物全体を指します。

しかし、東京の方言では地下茎の部分もハスと呼ぶそうなのです。

いったいどういうことなのでしょうか。

調べてまとめてみました。

レンコン ハス 違い 方言

東京の方言であって全国共通語ではない!?

蓮根の食用の部分を「ハス」と呼ぶのは、東京の方言であって、たとえばNHKで放送されるような全国共通のことばではありません。

関東・甲信越だけの言い方で、スーパーには「ハス」と書かれたレンコンが並んでいることも。

花を食べる訳ではありません

誤解しがちなのですが、ハスを食べようと言われても花を食べる訳ではありません。

蓮の花を食べる国もあるそうですが、関東・甲信越でハスを食べようと言われたら、それはレンコンを食べようという意味ですので、ご安心ください。

東京の方言と全国共通語は違う

他にも、東京の方言は存在します。

店屋物(てんやもの)とは出前などで取り寄せた食べ物のことですが、これは東京下町の江戸っ子言葉であるため、ぴんとこない方も多いかもしれません。

「ハスの天丼の店屋物を取る」なんて言っている人は、もしかしたら東京人かもしれないですね。

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同音異義語で「斜(ハス)」という言葉もある

福井の方言ですが、「ハス」「ハスカイ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

それぞれ、ななめ、ななめ向かいという意味です。

「家のハスカイに佐藤さんが引っ越してきた」と言っていたら、家のレンコンを買いに佐藤さんがわざわざ引っ越してきたのではなく、家の斜め向かいに佐藤さんが引っ越してきた、という意味ですよ!

まとめ

レンコンとハスの違いはなく、同じものを指す言葉です。

ハスとは、蓮根を表す東京のことばで、花だけではなく地下茎の部分も言っている場合があります。

そもそも、東京の方言は全国共通語でない場合もあり、ハスはその一例です。

以上、レンコンとハスの違いはあるのか?どこの方言であるのか?について、調べてまとめてみました。

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