春になるとたけのこが出回り始めます。

春の食卓に彩りを添えてくれるたけのこですが、さて、どんな風に栽培されているのでしょうか。

草だらけの山の中で原始時代さながらの生命力で生えているのを収穫するわけではありません。

たけのこの栽培方法や肥料のことを調べてみました。

たけのこ 栽培 肥料

たけのこの育ち方

たけのこも畑で育つ野菜と同じだと思うと少し不思議な気がします。

一年に一度だけ山のように出回るたけのこ。

年中見かけるキャベツやニンジンやジャガイモ。

それに、皮を剥けばすぐに料理したり食べたりできる他の野菜と違って、半日くらいをかけて灰汁抜きが必要なのに・・・・。

そうなんです。

たけのこはイネ科ですが、ちょっと変わった生態をしています。

地下茎があり、竹になるほんの少し前に出てきた芽をたけのことして食べているのです。

そんな不思議なたけのこはどんな風に栽培されているのでしょうか。

栽培方法は?

栽培方法は地方によって様々ですが、共通した栽培法を見てみたいと思います。

竹は地下茎によって繁殖します。

地上にでているのも立派な茎ですが、地下の根にあたる茎があり、その茎を栽培する感覚です。

地下に茎があるから日光とか関係ないのではと思いますが、そんなことはありません。

地上に出た茎(竹)が立派に育っていることで栄養が地下茎に回っていきます。

もちろん竹が大きくなりすぎると地下に栄養が行かなくなるので程度のいいところで切ってしまいます。

また、竹は5年程で地下茎が衰えて、いいたけのこを出さなくなるので、その竹は切ってしまうようです。

どの竹がいつ出てきたかが分かるように、農家の人は目印を付けておくのだそうです。

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肥料はどんなものがあるか

植物自体を大きくする肥料分は窒素です。

リン酸は花肥えや実肥えと呼ばれ、結実に必要な肥料です。

根を太らせる肥料はカリです。

農家の人はこれらを配合して独自の肥料を作っているようです。

地下茎は養分のある方向に伸びていくので、収穫に便利な場所に施すとよいようです。

肥料を与える時期

元肥、お礼肥、追肥があります。

竹の場合はお礼肥と追肥です。

たけのこが穫れたあと、弱っている竹にお礼の気持ちで撒くのがお礼肥。

追肥は、成長期に大きくなるように撒きます。

こうしてみてみるとたけのこでも、他の野菜と同じように肥料を与えたり、日当たり具合を考えたりと作業していきます。

山の中ですから、平地ではなく斜面での作業になるので農家の人の労働は大変だと思います。

竹林の管理

竹害という言葉があります。

竹はその生命力と地下茎によって繁殖する特性から、放っておくと近くの林に根を伸ばして浸食していきます。

たけのこ農家の人はそうならないように、浸食しそうな竹を伐採したり、伸びていってはいけないところには肥料を撒かないようにしたり、と管理をします。

裏の竹林で勝手に生えたたけのこを取りにいけばいい、というわけではありません。

たけのこ栽培は一年中仕事があると言われる所以です。

まとめ

なにげなく春の訪れと嬉しいだけでいただいていたたけのこですが、栽培には他の野菜にない苦労もあるのだとわかりました。

次のたけのこの季節には農家の人の苦労と一緒に、おいしくたけのこを食べたいと思います。

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