玉ねぎは生でサラダにしても、シチューなどに入れて煮込んでもおいしく食べられるということで、家庭では重宝する野菜の一つだと思います。
さて、そんな玉ねぎですが、食べた後に胃もたれがして気持ち悪くなってしまった、というような経験をしたことがある人がいるのではないでしょうか。
もちろん、少し食べるくらいではそうそう起こらないことなので、食べ過ぎで気持ち悪くなってしまっただけだろう、と思う人もいるかもしれません。
しかし、実は玉ねぎを多く食べてしまったときにおこるその胃もたれは、量を食べてしまったことで引き起こされているものではないのかもしれないのです。
どうして玉ねぎを食べた時にそんな胃もたれが起こってしまうことがあるのか。
そして、その解消法はあるのか、ということについて詳しく説明していきます。
どうして玉ねぎで胃もたれが起こるの?
玉ねぎを食べた時に胃もたれが起こるのは、特に生玉ねぎを食べた時です。
どうしてそれが起こってしまうのか、というと、玉ねぎに含まれている「アリシン」と「ケルセチン」という成分にその原因があります。
「アリシン」は抗酸化作用に優れている成分です。
なので、適量であればむしろ人間の体にはうれしい栄養素です。
ですが、それが多すぎると効果が強すぎるために胃に過剰な刺激を与えてしまうことになります。
それによって胃酸が過剰に分泌されてしまい、胃もたれを起こしてしまうというわけです。
またこちらも抗酸化作用に期待できる「ケルセチン」という成分も、それに関連しています。
実はこの栄養素には筋肉を弛緩するという作用に優れているため、胃の筋肉も弛緩させてしまうことになります。
それによって、過剰に分泌されている胃液が逆流してしまいそうになるというわけです。
対策法はあるの?
生たまねぎを食べる際に、水によくさらしてから調理するようにすると、胃もたれが起こりにくくなります。
アリシンには水に溶けやすい性質があるため、水にさらすことでアリシンを減らすことができるのです。
10~15分程度水に泳がせるようにするだけで充分です。
もしくは、食べるときに牛乳などを一緒に摂るようにすると軽減されるといわれています。
ただし、胃もたれが起こってしまってからそれをすぐに解消する方法は特にないので、食べる前にできる対策を取っておく必要があります。
まとめ
ただしく食べればおいしく食べることができる玉ねぎ。
その方法に従いながら、楽しみたいものですね。
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