梅の花は、切手のデザインにも使われるほど私たちにとって身近な植物です。
食材としても梅干しを漬ける時期になると、スーパーの中にネットに入った梅の実をよく見かけるようになります。
では、いったい世界や国内では、どれだけの量が生産されているのでしょうか?
調べてみました。
世界の梅の生産量は?
最も新しいデータ(2014年)を元に紹介していきますが、アンズと梅を一括りとした集計になっています。
第1位はウズベキスタンで約55万トン、2位はトルコで約28万トン、3位はイランで25万トンと続きます。
全体の生産量に占める割合は、ウズベキスタンが約16%、トルコは約8%、イランは約8%となっています。
どの生産地にも共通して言えることは、中央アジアや西アジアの国々が上位にランクインしていることです。
おそらく、このあたり一帯の気候が関係しているように思われます。
ちなみに、日本の生産量は約11万トンで第10位、占める割合は約3%です。
日本の場合、アンズは年間の生産量がおよそ2,000トンですので、梅の生産量で計算されています。
梅の生産量が多い都道府県は?
平成28年の情報を元にすると、全国の生産量の合計は約9万トンです。
生産量の第1位は和歌山県の約6万トン、第2位は群馬県の約5千トン、第3位は奈良県の約2千トンです。
なんと和歌山県のシェア率65%にもなり、群馬県は5%、奈良県は2%と他との差は圧倒的です。
次に紹介しますが、梅の生産量はどうやら年々減ってきている傾向にあるようです。
全国の梅の生産量は、平成25年は約12万トン、平成26年は約11万トン、平成27年は約10万トンです。
このように減少傾向が強い中にあっても、和歌山県だけは高いシェア率を誇っています。
それは和歌山県の梅栽培が江戸時代にまで遡れるほどの長い歴史があるからです。
まとめ
世界規模で見ると、アンズおよび梅の生産量が多いのは乾燥した中央アジアや西アジアに集中しています。
日本国内においては、梅の生産量は全体として減ってきているものの和歌山県において過半数を占めています。
とても身近な食材の1つとして捉えていましたが、これほどの生産量が多いとは驚きました。
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