レタスは、冷涼な環境を好み、湿気の多い環境を嫌うそうです。

そのために、気温が高く湿気が多い時期に栽培時期が重なると、病気にかかりやすいことは分かっています。

レタスの葉に、異常が出たら病気のサインですが、様々な病気が考えられます。

その中の1つ、「べと病」について調べてみました。

レタス べと病 治療 農薬

レタスのべと病の原因は?

  • レタスはキク科の植物で、べと病はキク科の野菜がかかりやすい
  • 土質が、酸性になるとかかりやすい
  • 夏に種をまくレタスの場合、平年と比べて、夏の気温が低めで、日照時間が足りず、雨が多い

・・・など。

レタスのべと病について

べと病の正体

べと病は、野菜に生える「カビ」が原因だそうです。

べと病の特徴

  • 葉の縁から黄色くなり、葉の裏にはカビが生える
  • 苗の時に、葉脈を境に白く透ける
  • 収穫後に、葉が濃い茶色に変色する

・・・など。

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レタスのべと病の治療と農薬

べと病の治療のきっかけ

  • 目で見て発見する

わずかなカビや細菌を見逃さない様にするのが大切だそうです。

  • 天気の影響を受けやすいので、平年と比べる

平年と比べて、「夏の気温が低めで、日照時間が足りず、雨が多いか、どうか」を見比べるのも大切だそうです。

  • 健康なレタスの成長記録と見比べる

画像付きの参考書などによく目を通すのも1つの方法の様です。

  • 病気の特徴を覚える

ほかのレタス畑など、視野を広げてたくさん(数多く)見るのが大切ということです。

・・・など。

べと病の治療

  • ビニールハウスやトンネル栽培内の換気をしっかり行なう

レタスは、生長するほどに換気を強くしなければならない様です。

  • 苗の内からすでにべと病を警戒し、べと病にかかっているもの(罹病(リビョウ)株)は、畑に移植しない

畑への拡大感染を防ぐのに役立つそうです。

  • べと病にかかっている株は、見つけ次第、取り去り、処分する

ほかの株への感染を防ぐためだそうです。

  • マルチ栽培に切り替える

レタスの成長を助けるために、レタスを覆う様にポリエチレンのシートをかける栽培方法だそうです。

こうすることで、レタスにとって都合の良い環境が出来上がるとのことです。

  • 抵抗性品種に切り替える

病気にかかりにくい、または抵抗力が強いなど、被害が最小限に防げることが期待される品種を指す様です。

・・・など。

農薬

  • 細菌病の予防目的でまく薬剤
  1. 有機銅剤(キノンドー、ヨネポンなど)
  2. 無機銅剤(Zボルドーなど)
  • 発生直後
  1. 合成抗細菌剤(オキソニック酸(スターナ)+カセットなどの混合剤)
  2. 抗生物質(ストレプトマイシンやアグリマイシンなど)

・・・など。

※これらの薬剤を周期的にまくのが良い様です。

対策

  • レタスへの風通しを良くする
  • 水はけを良くする
  • 泥がレタスに跳ねない様に、マルチ栽培にしたり、敷きわらを敷く
  • レタスとレタスの間隔を広くとる
  • 病気が現われる前に、葉の裏にも念入りに、予防の薬をまく
  • 肥料切れに気を付ける
  • 病気が現われた畑は、普段よりも深く耕して、土を混ぜる必要がある

・・・など。

まとめ

べと病は、気温と湿度が高いほどかかることが多い様ですが、特に、育苗中は、要注意ということです。

湿度が高い梅雨時は特に大きな被害が出るということでした。

発見したら、できるだけ早く、ほかの株に感染する前に取り除くことが求められそうです。

べと病の治療といっても、結局は、感染したレタスを処分して、ほかのレタスに広がらない様にすることぐらいで、べと病にかかったレタスを救うことはできない様でした。

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