独特の風味と辛味で、薬味や料理のスーパーサブとして活躍する長ネギですが、緑色の部分をどこまで使うか、悩んだことはないでしょうか。
地域によっては緑色の部分は全部捨てて、白い部分だけを食べることもあるようです。
緑色の部分は繊維質が多く、萎びてしまうことが多いため敬遠する方が多いようですが、緑色部分にだけ含まれる栄養や、独特の風味などを生かしたレシピなどがあるようです。
そんな長ネギの緑色部分の使い方について調べてみました。
西洋の玉ねぎと東洋の長ネギ
実は長ネギも玉ねぎも、元は同じ種類だと言われています。
西アジアで発祥した玉ねぎは、そのまま西に伝わりヨーロッパ、アメリカ大陸と広がっていき、東アジアで発祥した長ネギは、アジア全土、そして日本に伝わったとされています。
長ネギは当初、薬膳として伝わって来たといわれており、いまでも民間療法のひとつに長ネギを利用する方法が残っているようです。
古くは奈良時代から、長ネギの栽培が行われてきた記録が残っているようです。
関東の白!関西の緑!
日本に伝わった長ネギは、東西で違った広がりをしていきました。
関東地域では長ネギの白い部分を好んで食べ、関西では長ネギの青い部分を好んで食べていたとされています。
そうした食文化から、栽培方法も変わり、関東では白い部分が多い品種に改良されていき、一方、関西では緑色部分の柔らかい品種が開発され、現在に至っているようです。
関東の品種は緑色部分が少し硬い?
関東で栽培されている品種は、白い部分が多く、緑色の部分の割合が少なく、硬いモノが多いようです。
その為、食べれないわけではないようですが、緑色部分の端っこから2~3センチは切り落とすのが主流のようです。
地域や品種によっては、緑色と白色の境目から切り落とす人も居るようです。
一方、関西の長ネギは緑部分も柔らかい品種が多く、白い部分も緑色の部分も捨てずに食用にしているそうです。
緑の部分だけにある栄養とは?
緑色の部分には、白い部分にはあまり含まれていないビタミンA、食物繊維、葉酸などが多く含まれているとされ、美肌効果、ダイエット効果などが期待できるようです。
また、緑色部分を切ると粘着性の成分が出てきますが、この成分はインフルエンザなどのウイルスに効果が期待できるとされており、最近注目されているようです。
まとめ
緑色の部分は品種にも左右されますが、白い部分には含まれていない栄養や効能があるようです。
緑色の部分が硬い品種でも、細かくみじん切りにして、肉料理などの臭み消しや、栄養補給の補助作用などに利用してみては如何でしょうか。
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