スタミナ料理として浮かんでくるのが、ニラレバ炒め、餃子などのニラを使った料理があげられます！
ニラは食欲をそそる独特な風味と刺激のある味で炒め物にするととても美味しいですね。
ニラの有効成分である硫化アリル（アリシン）は人間にはとても健康に良いと言われており、現代人が不足しがちなビタミンＢ１と結合して疲労回復物質であるアリチアミンになります。
その他に血糖値の上昇抑制、血行促進、食欲増進、代謝改善、がん予防ななどが期待できます！
まさにスーパーフードですね。
そんなニラですが時として犬には毒となりうることがあるようです！
大事なペットである犬が誤ってニラを食べてしまったら？！調べてみました。
犬がニラを食べるのは危険！
ニラに限らず、玉ねぎ、長ネギ類に含まれる臭い成分の硫化アリルには、犬の赤血球の中にあるヘモグロビンを破壊してしまう性質があるようです。
この成分は加熱しても毒性が消えず生でも、加熱調理後でも同じ危険が伴います。
個体差がありますが一般的には体重１ｋｇに対して15ｇ程度でも中毒症状が起こると言われており、例え少量でも犬にとっては命取りということを忘れてはなりません。
また煮汁やスープなどにも成分が溶け出ていますので、鍋の残り汁や薬味として細かく刻んだものも犬には与えてはいけません。
犬が食べた場合の症状は？
もし犬がニラを食べてしまったらどのような症状が出るのでしょうか？
まず血尿と血便が出ていないか確認しましょう。
その他に貧血、血色素尿などがあげられ、貧血では目の周りや舌などが白っぽくなり、血色素尿では尿の色がピンクや茶褐色になることもあります。
この他に嘔吐や下痢、さらに重篤な状態になると痙攣をおこしたりします。
また中毒症状の他に硫化アリルに対してアレルギーを持つ犬もいます。
この場合は目が充血したり、全身にかゆみ、食欲不振などがみられる場合があります。
アレルギーの場合は比較的短時間で症状が現れますが、硫化アリル中毒の場合は３日程度観察が必要と言われています。
犬に食べさせてはいけないもの・・・ねぎ、タマネギ、ニラ、にんにくやカフェインの入っているもの
— 動物びより (@doubutu_biyori) 2018年3月3日
まとめ
犬に対してニラを与えることは絶対にしてはいけません！
人間に対してはとても健康に良いと言われ、スタミナ料理として重宝してきたニラですが、残念ながら犬に対しては毒薬に等しいということがわかりました。
近年ペットには専用の餌を与えるのが常識となっていますが、身近に暮らすペットであるが故に誤って人間の食べ物を食べてしまうリスクは常にあると言っても過言ではないでしょう。
大事なペットを守るためにもルールを守って、飼い主がきちんと管理すべきでしょう。
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