ニラは、日本の古事記では「加美良」(かみら)、万葉集では「久々美良」(くくみら)、また正倉院文書には禰良(みら)と記されるなど古くから親しまれていた野菜のひとつです。
栄養面では、カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カリウムやカルシウムなどを豊富に含み比較的簡単に栽培が可能なことから家庭菜園の人気野菜のひとつと言えます。
そこで今回はそんなニラの品種や種類について検証し、栽培するにあたって種の蒔き方や収穫時の刈り取り方についてご紹介したいと思います。
ニラの品種や種類は?
- 葉ニラ
ニラの種類としては濃い緑色の葉を食べる「葉ニラ」があります。
- 黄ニラ
葉ニラを遮光した軟白栽培の「黄ニラ」があります。
- 花ニラ
ニラの花茎と蕾部分を食べる「花ニラ」があります。
ニラは日本では本州や九州地方の一部に自生し、野菜としても日本各地で生産がなされています。
主な生産地は高知県、栃木県、福島県などです。
ニラの主な品種名と特徴について
- タフボーイ
耐寒性と耐暑性を兼ね合わせ収穫量が比較的多いのが特徴です。
葉は柔らかくてしっかりと厚みがあります。
- きぬみどり
葉の幅が広くあり、背丈が高いのが特徴です。
- 吉林
ハカマ部分が太くて長く、葉自体も厚みがあり葉質は少し硬めとなります。
- グリーンロード
ハカマ部分が長く、刈り取り後の再生が比較的早いという特徴があります。
ニラの種の蒔き方は?
基本的にニラの発芽の適温は15~20度なので、種まきは3~4月頃に行い、必要な株数を考えて少ない量なら3号の育苗ポット、多い量ならセルトレイで種から育ててみます。
- 赤玉土(小粒)など種まき用で土を準備します。
- 育苗ポットまたは鉢などに土を入れます。
- 土の中心部に指で約1cmの穴を空けて10~15粒の種を蒔きます。
- セルトレイであれば、区切りごとに4~5粒を蒔きます。
- 種には軽く土を被せて十分に水をあげます。発芽するまでは土が乾かないように注意します。
- 草丈が5~6cmになれば間引きを行い元気そうな苗を残します。
- 草丈が20cmぐらいになったらプランターや地面に植え替えを行います。
ニラの刈り取り方は?
ニラは生長が早い野菜です。
植え付けてから2~3カ月で収穫が可能となります。
草丈が20~30cmぐらいになったら、株元を3~4cmほど残してはさみやナイフで刈り取りましょう。
残した茎はまた伸びて再度収穫できます。
収穫後は、液体肥料や10gぐらいの化成肥料を株に与えます。
まとめ
以上、今回はニラの品種や種類について検証し、栽培するにあたって種の蒔き方や収穫時の刈り取り方についてご紹介させていただきました。
因みにニラは花が咲くと株の栄養がそちらに取られてしまいます。
その際は早めに摘み取りましょう。
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