小松菜は年中栽培が出来ます。
その理由は第一に『寒さに強い』『栽培期間が短く収穫まで1ヶ月で済む』『根の張りが浅いのでプランターなどの栽培が可能』で環境への適応がよいことがあげられます。
初心者の入門用としても人気で手軽に栽培できるところが小松菜が根強く支持される理由です。
栄養価の高い小松菜を家庭菜園として栽培することが出来れば、健康にも家計にもやさしい、そして何より手軽に食卓でいただくことができます。
まさに小松菜はスーパー野菜です!
是非とも庭やベランダで作ってみませんか?
小松菜の白さび病と発生原因と症状
小松菜は通年栽培が可能な野菜なため、残念なことに季節ごとの病気にかかってしまうという、他の野菜ではあまりないリスクにさらされてしまいます。
まず気を付ける病気は『白さび病』です。
白さび病は春や秋などで特に雨の多い湿った時期に小松菜を含むアブラナ科に多く発生するカビが原因の病気です。
症状は最初に葉の表面や裏側に黄色っぽい斑点が発生し、病状が進行するとクリーム色の膨らみのある斑点に変わります。
最終的に葉全体を覆い粉(胞子)を吹きます。
白さび病の発生時期は4月~6月と9月~11月で低温、多湿が続くと発生しやすくなります。
カビが原因の病気なのでカビの胞子が土壌に残されていると、雨などで湿った泥の跳ね上げなどで何度も感染してしまします。
白さび病の対策
白さび病の原因である胞子の付着した葉は摘み取るのが正攻法ですが、大規模農場などでは難しいため除菌剤を散布するのが一般的です。
カビの発生原因でもある多湿を避け、日当たりや、風通しを良くする工夫をするだけでも効果がありますが、一度白さび病を起こした圃場は一旦連作を休むのも必要な事です。
べと病の原因と症状!対策は?
べと病も前述の白さび病と同じく『カビ』が原因の病気でウリ科やアブラナ科には黄淡色の斑点が出来ます。
発生時期は4月~9月頃までで気温が低く、雨が多い時期、特に梅雨時期と秋雨時期に発生が多くなります。
べと病は放っておくと病斑の中央部が黒く変化し弱っている株は枯れてしまいます。
べと病の原因であるカビは水はけの悪い土壌や、風通しが悪い栽植密度の濃い圃場で増殖を繰り返し胞子をまき散らします。
対策としては株元を綺麗に風通しと採光性をよくする、過度の水やりを避ける、肥料の窒素成分を適量値でバランスをとるなどがあげられます。
まとめ
白さび病もべと病も原因は『カビ』が正体です!
殆どが低温多湿の時期で発生し、土壌の水分、株元の風通しなど環境整備によってある程度予防できることが分かりました。
一度カビが繁殖して胞子を近辺に飛ばされる前に対策しましょう!
元気な小松菜を育てきって笑顔で収穫したいですね!
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