水菜の栽培ではどのような害虫が水菜につくのでしょうか。
水菜につく害虫のことや黒い害虫のカブラハバチについて調べてみました。
水菜につく害虫は?
水菜の秋植えは害虫の食害に遭いやすくなり注意が必要になります。
発生しやすい害虫は、アブラムシ類・ヨトウムシ・アオムシ類・コナガ類・カブラハバチ・ハイマダラメイガなどです。
害虫は、終齢幼虫だと数日で苗が全滅することがあるので、葉に穴があいてないかや食いちぎられた跡がないかなど、観察して早期発見と発見したら駆除をするようにしましょう。
予防や対策をすることも必要です。
水菜につく黒い害虫のカブラハバチについて
水菜につく黒い害虫のカブラハバチは、アブラナ科に寄生する蜂の仲間で卵を葉肉内に産み付け、幼虫は軟らかい葉を中心に食害して不規則な穴をあけてしまいます。
幼虫はナノクロムシと呼ばれていてイモムシの形態をした黒い虫で体調が15mm~18mmくらいです。
成虫は体長がおよそ7mmくらいのハチで頭部と翅が黒色で胸部が朱色で脚部が白と黒のまだらです。
平地では盛夏に少なくて、春と秋に多く発生します。
高冷地では夏~初秋の発生が多いです。
数が少ない時には比較的被害は少ないですが、数が増えるに従って被害が拡大し、集団で爆食されるので地上部を食べ尽くされるほど多発する場合もあるので注意が必要です。
古い葉はほとんど被害はありません。
終齢した幼虫は土中で繭(まゆ)を作り蛹化(ようか)しますが、越冬は繭内の幼虫のまま行います。
カブラハバチが発生する時期や予防や対策は?
カブラハバチが発生する時期は4月~6月と10月~11月頃の春と秋の年2回です。
有機栽培など薬剤使用が少ない場所での発生が多いと言われております。
カブラハバチの被害に遭わないようにするための予防と対策
- 苗は軟弱徒長させないように丈夫に育ててから定植しましょう。
- 卵や幼虫を見付けたら被害が拡大する前につぶしましょう。
- 殺虫剤は益虫に影響の少ないものを使用しましょう。
- 成虫の飛来を防ぐために野菜の周辺に防虫ネットを立てましょう。
- 0.8mm以下の防虫ネットをトンネルかけして成虫の飛来を防除するようにしましょう。
カブラハバにおすすめの駆除剤はオルトラン水和剤とアクセルフロアブルです。
薬剤をしようしたくない場合は、日頃から水菜を観察するようにして、カブラハバチを発見したら放置して大量発生を防ぐために駆除するようにします。
幼虫は触れるとすぐに落下して丸くなる習性があり、駆除する時には動きの鈍い早朝に行うのが良いでしょう。
大量発生した場合には、収穫量に大きな影響が出るので薬剤散布の検討することが必要になると思います。
まとめ
水菜につく害虫のカブラハバチの幼虫は数が多くなると集団で爆食し茎だけ残る、無残な状態にされてしまうということが分かったと思います。
水菜の収穫量を減らさないためにも早期発見早期対策が大事ですね。
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