他の野菜に比べて長ネギは低カロリーですが、ビタミンやミネラルなどの栄養価が突出して高いというわけではありません。
しかし成分中に含まれる硫化アリルの成分がビタミンB1の吸収を助けます。
そのおかげで疲労回復、新陳代謝の促進、脂肪燃焼、免疫力の向上が期待できます。
特にネギの旬である冬の時期は身体も冷え風邪をひきやすくなります。
風邪予防もさることながら健康に気を使う現代人としてはネギを賢く毎日の食卓に取り入れていきたいですね!
長ネギの中に付く茶色の虫?
長ネギは栽培する上で『害虫に強い』といわれています。
なぜなら硫化アリル特有のあの刺激臭です!
同じネギの仲間の『玉ねぎ』を切るときに涙が出る、あの刺激成分は硫化アリルなのです。
人間とっても結構な刺激ですから虫たちにも不快であることは間違いありません。
もともと硫化アリル事態に微量な毒性があるので、小動物などは中毒症状を起こしてしまいます。
ある意味害虫予防効果があります。
しかしそんな長ネギにも取り付く虫がいます。
しかもムシャムシャ食べてしまう猛者がいます。
その名も『ヨトウガ(夜盗蛾)』の幼虫(幼虫時はヨトウムシと呼ばれる)です。
ヨトウガはチョウ目ヤガ科ヨトウ亜科の昆虫で、体長が約15~20mmで体色は灰褐色~黒褐色で不鮮明な白色の斑紋があります。
幼虫の時はかなりの大食漢で食べる対象はイネ科以外のほとんどの植物を食害します。
名前の由来になりますが、ヨトウガの幼虫は日中は地中に隠れ、夜にこっそり出てきては植物を食害します。
その様子が夜に暗躍する盗賊のごとき様相からつけられたとも言われています。
まとめ
長ネギは本来刺激臭を放つことから害虫に強い野菜といわれますが、ヨトウムシはその上を行くみたいですね。
とにかく食べまくる幼虫なので畑で異常繁殖すると手に負えなくなります。
殺虫剤(オルトラン系)で駆除できますが、使いたくない人は米ぬかでおびき寄せる方法(米ぬかが好物)で長ネギの栽培エリア外に米ぬかを撒き、そこへ来たヨトウムシを別の方法で駆除するのが望ましいです。
大事な長ネギを収穫まで大事に育てたいですね!
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