皆様ご存じのとおりナスは野菜の一種です。
日常的に食べられている方も多いと思います。
ナスの原産地はインドで、日本では奈良時代から栽培されていました。
昔は貴重な野菜であったと言われています。
江戸時代頃から広く栽培されるようになり、それ以降庶民的な野菜になったようです。
そんなナスではありますが、育てている時、すずかぜ病という病気にかかる場合があります。
今回は、そのナスのすずかぜ病はどういった病気であるか、有効な農薬はどういったものかについて見ていきます。
すずかび病
症状
すずかび病の症状は、主にナスの葉の表面・裏側に現れます。
葉の表面には白っぽい斑点ができます。
時間が経過すると、斑点は少しずつ大きくなり、斑点の中央から色が白から灰褐色へと変わります。
葉の裏側にも病斑が見られる場合もあります。
裏側の病斑はキレイな円形ではなく、ややいびつな円形になります。
色は薄い黄褐色~薄い褐色をしています。
症状が進んでくると、葉全体が色が抜けたように黄色くなります。
やがて葉が垂れてきて、最終的には落ちてしまいます。
原因
すすかび病の原因となる菌は、23度~28度くらいで生育します。
ハウス栽培の場合、2月~3月頃に発生することが多いようです。
露地栽培の場合は、梅雨頃の発生が多くなると言われています。
梅雨の時期は、ちょうど菌が繁殖しやすい環境になるためです。
菌は30度を超えると生育が難しくなります。
真夏の発生は少ないようです。
また、すすかび病に感染したナスには菌や胞子が残ります。
別の株に完成しないよう注意が必要です。
すすかび病にかかった場合の対処と農薬
葉の1枚・2枚だけに出ているといった症状が軽い場合は、そのすずかび病にかかった葉だけを摘むだけでおさまることがあります。
ただし、摘んだ葉は放置しないようにしましょう。
必ず処分してください。
他のナスに感染する場合がありますので、よく注意しましょう。
ハウスの中で発生した場合は、ハウス内のゴミ箱に処分しないようにしてください。
ゴミ箱の中から胞子が飛散する可能性があるためです。
ハウスの外で処分するようにしましょう。
葉を摘むだけでは対処が難しい場合や摘むだけでは心配な場合は、農薬を使用して防除するようにしましょう。
ダコニール1000やトリフミン、アミスター20フロアブルなどが有効です。
初期であればあるほど、効果が高くなります。
葉の状態をこまめに見ましょう。
まとめ
すずかび病はナスの葉に発生する病気です。
ナスの葉に斑点が出きます。
放置すると葉が落ち、他のナスにも感染してしまいます。
生育環境に合わせて葉を摘むなどの対処をし、必要に応じて農薬を使うようにしましょう。
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