皆様ご存じのとおりナスは野菜の一種です。
日常的に食べられている方も多いと思います。
ナスの原産地はインドで、日本では奈良時代から栽培されていました。
昔は貴重な野菜であったと言われています。
江戸時代頃から広く栽培されるようになり、それ以降庶民的な野菜になったようです。
世界の各地で独自の品種が育てられていますが、今回は、そのナスの栽培について見ていきたいと思います。
特にナスの種まきをした後、どのようにして間引きをすればよいかということについて見ていきます。
ナスの栽培の特徴
ナスの原産地はインドで、高温多湿を好みます。
そのため、日本だと夏に育てやすい野菜です。
暖かい環境で苗作りをします。
定植後には肥料を切らさないようにするが重要です。
そうすれば、長期間で多くのナスを収穫することができます。
更新剪定することで株が若返ります。
これにより秋ナスの収穫をすることもできるようになります。
播種（種まき）から収穫までにかかる日数は、おおむね約120日と言われています。
ただ、これも品種・作型によって異なる面もありますので、一概には言えません。
間引きの必要性
間引きは、種まきをした後、ナスの芽が出てきたら行う作業です。
せっかく出てきた芽を抜くのは、もったいない気はします。
しかし、株と株の間に十分なスペースがないと根が太くなりません。
その後の成長に大きく影響します。
ここは良いナスを育てるため、きちんと間引きをしましょう。
間引くタイミングとポイント
ナスの種は多めに蒔くようにしましょう。
基本的には生育にあわせて、成長の悪い苗を数回にわけて間引いていきます。
株が混み合っていると風通しが悪く、ナスが病気になりやすくなります。
また、葉が触れ合っている状態もよくありません。
害虫が出てきた時、他の葉にも影響が出てしまいます。
どのタイミングでどういう苗を間引けばよいのか見てみましょう。
まずは双葉が出た時です。
一番背の高いもの、茎が細くてひょろひょろのもの、葉の形が悪かったり、欠けているものを間引きましょう。
次に本葉が１～２枚になった時です。
葉が触れあわない程度に、生長の悪いものや病害虫に侵されているものを間引きます。
本葉が３～４枚になった時も間引きます。
間引きの要領は本場が１～２枚になった時と同じ要領です。
間引きの方法
間引く際の重要なポイントは、残す株を傷めないようにそっと抜くことにあります。
発芽したばかりの混み合った苗を抜くときは、ピンセットなどを使用します。
抜く時は、苗の根元を指で軽く押さえてください。
それから、他の苗を傷めないようゆっくり抜きましょう。
間引き苗を移植することもできます。
スプーンなどを利用し、そっと土ごと掘り返して移植します。
まとめ
間引きはナスを育てる上で重要な作業です。
間引きを行わなければ、ナスの成長に多大な影響が出ます。
タイミングを見計らって間引きをすることで、おいしいナスを育てていきましょう。
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