玉ねぎを使った細胞分裂と細胞の成長をみる実験。
あるサイトによると、教科書に載っているのに難しい実験だそうです。
なぜならば、細胞分裂している途中の細胞を見つけるのが困難だからです。
細胞はいつもいつも分裂しているわけではありません。
材料を揃えるにはもってこいの、普通の家庭にある玉ねぎを使ってする実験です。
畑にある成長途中の玉ねぎならいざ知らず、店頭に出て、それ以前にも何日かを日干された玉ねぎです。
生命力があって、放っておけばいくらでも芽を出すといっても個体差もあるし、条件もそろわなければいけません。
さて、そんな難しい実験で実際に玉ねぎの成長を見られるのでしょうか。
細胞分裂
玉ねぎの実験では玉ねぎの表皮や、中の身になったところ(といっても、玉ねぎは剥いても剥いても皮だらけになっていますね)を使うのかと思いきや、難しい実験だと言った先生はさすが、手間をかけています。
玉ねぎの根を使うのです。
私はもしかしたら出てきた芽を使うのかなと思ったのですが、先生はヒヤシンスの水栽培よろしく玉ねぎを水栽培して出てきた根で実験していました。
その中でも、簡単に着色してしまうより、着色前の見にくい状態で核を見つけましょう、と言っています。
観察のお稽古ですね。
スケッチして、簡単に写真に撮るより下手でも自分の手で絵を描く。
そうすることによって観察力が養われていく。
うーん、私の時の授業はここまでやったのかしら。
記憶にありません。
分裂すると数が増えていきます。
当然個体は大きくなる。
根だと根が伸びていきます。
細胞の体積増大
玉ねぎの内側と外側、あるいは場所やぱっと目についたところでも、大きさは不ぞろいです。
人間が集まっているところでいえば、大人も子供も、あるいは背の低い人も高い人も太った人も痩せた人もいる、という状態でしょうか。
玉ねぎだからこれくらいの大きさで揃っていなければいけない、という約束はありません。
細胞の大きさとか、内容とかは観察した人間が分けるのに便利なようにあとから何ミクロンとか付けているだけです。
そう言い切ってしまうと何を見てもこんなもんだな、となってしまうので几帳面な人が観察するに越したことはないのでしょう。
アバウトな人間に科学は向きませんね。
まとめ
科学は向きません。
簡単になってしまいましたが、私がかなりアバウトな性格だからです。
しかし、実験は大好きでした。スケッチは苦手でしたが。
理系の学校ではなかったので実験の回数はほんの少しでしたが、昨今の学校でも授業時間の少なさでこんなに手間のかかる実験はなかなかできているところは少ないのではないかと思われます。
実験を通して得られるものは玉ねぎの知識ではなく、観察力であると強く思いました。
根っこからとった薄い薄い細胞をプレパラートの上でつぶしにつぶしまくって見た細胞核。
この記憶から実際に社会生活で何が得られるんだろうと思うのですが、生物の不思議に思いをはせる時、いろいろな場面で影響があると感じられます。
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