「肥料の三要素」という言葉を聞いたことがありますか?

そのうちの一つが「窒素」なのですが、白菜栽培における窒素とは、どのような働きをするのでしょうか。

今回は、白菜の足りない分の窒素を効率よく補充することができるという、窒素肥料についてご紹介します。

白菜 肥料 窒素

白菜と窒素の関係性

植物が育つためにはたくさんの栄養が必要ですが、大部分の栄養は空気中や水、土から必要な栄養供給をします。

植物が最も多く必要とする栄養は「肥料の三要素」と表現されており、これらの栄養は吸収量が特に多いために肥料として栄養分を足してやる必要があるのです。

この肥料の三要素は「窒素(N)」「リン(P)」「カリウム(K)」とされており、それぞれが不足することにより生育が悪くなることが知られています。

白菜栽培時に窒素の割合を増やすことにより、白菜を収穫するときの大きさが大きく育つとされており、逆に言うと大きくなるほど窒素が必要であると言われています。

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窒素肥料とは?

窒素肥料とは、名前の通り「窒素を主成分として含んでいる肥料」のことです。

窒素肥料としては「硫安(硫酸アンモニウム)」や「尿素」が代表的な肥料だそうです。

硫安には窒素成分が21%含まれており、尿素には46%の窒素成分が含まれています。

硫安と尿素の決定的な違いは「硫酸根」が含まれているかどうかということだそうで、硫安には含まれていますが尿素には含まれていません。

初心者の方が白菜栽培の窒素補充をするために使うのであれば、この硫酸根が含まれていない尿素の方が使用後に土壌のpH値を変えることが少ないとされているため、使いやすいとのことです。

もちろん、硫安の性質を理解している上級者の方はその限りではありません。

窒素肥料のみを与えると、慣れた方でなければ窒素の与えすぎによる、白菜の芯の部分を中心に黒点がポツポツと現れる「ゴマ症」という現象が起こる可能性があります。

それでも、何かの理由でどうしても窒素のみ多めに補充したい!という場合は、観葉植物用の肥料であれば窒素が多めに配合されているようですので、そちらを使用してみるのも手ではないでしょうか。

まとめ

今回は白菜の肥料である窒素肥料についてまとめてみました。

窒素は白菜栽培において大きな白菜を作るという重要な役割を担っているということがわかりました。

窒素肥料や観葉植物用の肥料を使い分けることにより、大きく美味しい白菜を栽培できるといいですね!

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