お盆になるとお供え物と一緒になすときゅうりを飾りますが、なすときゅうりの飾りがどういう意味の飾りか知らない人もいると思います。
そこで、お盆に飾るなすときゅうりの意味やなすときゅうりを飾る時期について説明します。
お盆に飾るなすときゅうりの意味は?
お盆は御先祖様の魂が帰ってくると言われており、きゅうりを馬・なすを牛に見立て御先祖様の魂を乗せる乗り物としています。
きゅうりとなすをあの世とこの世を行き来するための乗り物と例えられています。
御先祖様はお盆になると、早駆けの馬(足が速いきゅうりの馬)の乗って帰って来て、帰る時には牛の背中に乗って牛のゆっくりとした歩みで、景色を眺めながら帰って行くと言われております。
- きゅうりの馬となすの牛には、御先祖様が馬に乗り牛にたくさんの御土産を載せて御先祖様に持ち帰って頂く。
- 帰りが牛の理由には、たくさんのお土産を御先祖様に持ち帰ってもらうために、力のある牛を使う。
- 歩くのが遅い牛を使ってもらい、少しでもあの世へ帰るのを遅らせようとしている。
などの説があります。
地方によっては、御先祖様を牛でゆっくりとお迎えをして馬で早くあの世にお戻り頂く、という説もあるようです。
使う野菜は地域によっても違い、沖縄ではサトウキビをあの世に帰るための杖としてお供えすることもあるそうです。
【今日の季語:瓜の馬・茄子の牛】胡瓜や茄子におがらの足をつけて作り、お盆の時に魂棚に飾ります。瓜の馬は迎え用。少しでも早く来てもらうよう足の速い馬をお供えします。茄子の牛は送り用。少しでもゆっくりと帰っていただくために足の遅い牛をお供えします☺︎ #歳時記 #季語 #8月15日 pic.twitter.com/gJRC7stoFr
— 季節と暮らす Saijiki. (@365saijiki) 2017年8月14日
お盆に飾るなすときゅうりの名前は?
お盆に飾るなすときゅうりの名前は、なすの牛ときゅうりの馬を合わせて精霊馬(しょうりょううま)と呼ばれています。
精霊とは日本の古神道的なものを指す場合には、しょうりょう・しょうらい・しょうろうなどと読みます。
これは故人の霊や魂ということです。
なすときゅうりを飾るのはいつ?
なすときゅうりの精霊馬を飾るのは、お盆の時期で8月13日~8月16日までの4日間です。
8月13日の午前中にお迎えし、16日午後のお送りすると言われております。
お盆の時期は地域によって異なり、7月盆・旧盆(旧暦の7月15日頃)・8月盆で地域差があります。
今は殆どが、7月又は8月13日迎え盆16日送り盆として行われています。
まとめ
お盆に飾るなすときゅうりの精霊馬は御先祖様を送迎するのに使われる乗り物です。
地域によってお盆の時期や使う野菜が違うので、ご自分の地域を調べてみて下さいね。
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