住宅街などでも、ひょっこりある家庭菜園や小さな畑などで、栽培されている長ネギを見かけることは結構あるのではないでしょうか。
その時に耳かきに付いている綿毛のような形のものを見たことがありませんか?
それがネギ坊主です。
なぜネギ坊主と呼ばれるのか?
単にあの白い球状が坊主頭に見えるから、そう呼ばれているそうですが、可愛い呼び名ですね。
さて、このネギ坊主とは、ネギの何なんでしょうか。
ネギ坊主とは?
ネギ坊主は、ネギの花です。
聚繖花序(しゅうさんかじょ)と呼ばれる花の塊で、小さな花が集まって一つの花を形成しています。
小さな蕾の状態のネギ坊主などは、たまにお店で買ったネギにも潜んでいることがありますね。
特に春は、このようなネギに遭遇する機会が多いです。
ネギ坊主は、栽培したネギを収穫せずにそのまま育てると出てきます。
もしくは苗の時点で大きな苗ですと、収穫時にネギ坊主が混ざっている場合があります。
ネギ坊主は、そのままにしておくと花が咲き、種が出来ます。
種が出来たあとネギは枯れて種だけが残るそうです。
ネギ坊主を放置すると硬いネギになる
食用にするために長ネギを栽培する場合、ネギ坊主は出来ているのを見つけられたら、摘み取られます。
摘み取らずに放置すると、ネギ坊主の出た茎は成長が止まって硬くなり、他のネギの成長も妨げてしまいます。
ネギ坊主が出た茎は、どんどん硬くなっていきます。
ネギ坊主は蕾の状態のうちならば、少し硬いですが食べることが出来ます。
蕾が花になってしまったら、ネギの茎の部分は硬くてもう美味しく食べることは出来ません。
通常、お店では売っていませんが、ネギ坊主の蕾の薄皮が剥がれる前の状態だと、柔らかく甘いので、ふきのとうの天ぷらなどのような感じで食べると美味しいようです。
観賞用のネギ坊主
ネギ坊主には観賞用のものがあり、そうした園芸種は一般的に「アリウム」と呼ばれます。
アリウム・ギガンテウムという別名、花葱(はなねぎ)と呼ばれるものは、とても綺麗な赤紫色の大きなネギ坊主を咲かせます。
なんとアリウムは約700種も野生種があると言われています。
ユニークで可愛らしい形状と花もちが良いということで人気があり、生け花やフラワーアレンジメントに利用されています。
まとめ
ネギ坊主はネギの花であり、観賞用のネギ坊主があることがわかりました。
これを機会に生け花やフラワーアレンジメントなどに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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