ニンジンのビタミンC

ニンジン ビタミンC 破壊

ニンジンに含まれる栄養素の中でもビタミンCは人間の生命に欠かす事の出来ない必須の栄養素です。

含有量は100gあたり8mgと決して多くはないですが、どんな料理にも使えるニンジンですから積極的に取り入れたいですね。

ビタミンCを破壊する酵素

一時期ニンジンに含まれるアスコルビナーゼ(現在、この酵素名は学術用語ではない)の作用によりビタミンCが破壊されちゃんと摂取出来ないなどの噂が広まりましたが、どうやらデマのようです。

ざっくり説明するとビタミンCが破壊されるのではなく形を変えて体内に入り、ビタミンCと同じ働きをする還元型ビタミンCで体内に取り込まれるということです。

実際にニンジンの調理過程でビタミンCが破壊されることはほとんどありません。

すりおろしたニンジンと大根を混ぜたもみじおろしでは、総ビタミンCは91%が残存した実験データがあります。

また、材料の一つとして生にんじんを用いて調製した野菜ジュースや野菜ミックスジュースのビタミンCは室温などで保管してもほとんど減少しないというデータもあります。

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世界のニンジン生産量

ニンジンはセリ科の野菜で、原産地はアフガニスタンと言われています。

ここを起点に西洋種、東洋種に分かれ日本には別ルートから両方の品種が伝播しましたが、最終的には先が丸く甘みの強い西洋種が現在もっとも流通しています。

世界のニンジン生産量では中国が年間1682万トンで堂々の1位です。(世界のニンジンの約45%を占めています)

2位のウズベキスタンでは中国に比べ大きく大きく溝をあけられますが164万トン(一桁違う)あり、ニンジンをふんだんに使った炊き込みご飯がよく食べられます。

次いで3位にロシア160万トン、4位アメリカ129万トンと続きます。

ちなみに日本は8位60万トンで8位です。

まとめ

ニンジンに含まれるビタミンCは水溶性のビタミンCで、長時間煮込んだり、水に漬けるなどして流出させたりしなければ問題はありません。

しかも、ビタミンCは熱に強いので、煮込んだ場合は煮汁も飲めば問題ありません。

ビタミンCに限って言えば100g中8mgと少ないかもしれませんが、ニンジンにはその他の栄養素も多数含まれており緑黄色野菜のなかでも毎日取り入れたい健康野菜ですね!

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