野菜を栽培していると色々とトラブルや病気になってしまうこともあると思います。
そこで、レタスが発症しやすい菌核病についての原因や症状についてなどをお伝えしたいと思うので、対策出来るように知識を深めていきましょう。
レタスが発症しやすい病気の菌核病の原因と症状とは?
レタスの菌核病の原因は、排水性の悪さで水はけが悪ければ土壌の水分量が増えます。
菌核は湿気を好むために排水性の悪い土壌に発生しやすくなります。
同じ場所で育てる連作も菌核病の原因になります。
病原菌は糸状菌・スクレロテイニア・スクレロテイオラムで菌核は土壌に混入し、条件によって2年間くらい生存します。
菌核は適温15℃~16℃の春と秋2回に子のう盤と呼ばれる黄褐色の径3mm~4mmの浅い杯状のキノコを地表に生じ、その頂部に子のう胞子を形成します。
子のう胞子は雨や風により飛び散ってレタスに到着してしまいます。
子のう胞子は茎葉上で発芽して感染し病斑を形成します。
気温20℃前後の多湿条件で多発してしまいます。
レタスの菌核病の症状は、外葉の基部から発生することが多く、始めは褐色水浸状の病斑ができて次第に広がって株元から腐敗し、やがて株全体が軟腐します。
腐敗した株の葉柄の基部などに白色で綿毛状のかびが多量に形成されて、これが灰色の塊になり黒色のネズミふん状の菌核になります。
発生時期は、3月~6月と9月~11月で7月と8月の高温期には発生しないようです。
水浸状の病斑が出てきたらできるだけ早く対策と改善するようにしましょう。
レタスの白い斑点の原因と農薬は?
レタスの白い斑点の原因はベト病の可能性もあります。
ベト病は、茎葉に発生します。
地際の外葉の表面に淡黄色~黄色の病斑が発生し、拡大して葉脈に区切られた多角形で黄色の病斑になり、病斑の裏側は白色で粉状のかびが発生します。
生育全般で発生しますが、結球期以降に発病することが多いようです。
レタスの生育期のベト病に使える農薬
- アミスター20フロアブル
- シグナムWDG
- ダコニール1000
- ヨネポン水和剤
- ライメイフロアブル
- ランマンフロアブル
- レーバスフロアブル
などがあります。
レタスが罹りやすい病気は?
レタスが罹りやすい病気は、土壌病害です。
- すそ枯れ病
- 軟腐病
- 斑点細菌病
- 腐敗病
- 根ぐされ病(寄生線虫による根ぐされ病とフザリウム菌による根ぐされ病があります。)
- ビッグベイン病
糸状菌の病害で灰カビ病・菌核病・ベト病、気象の病気で凍霜害・腐敗病・育苗での高温障害があります。
早期発見早期対策するようにしましょう。
まとめ
レタスには本当に様々な病気が発生しやすいことが分かったと思います。
病気に負けずにレタスを収穫出来るように、病気に対する原因・症状・対策・農薬の知識を深めることが重要ですね。
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