もやしのパッケージの表示を見ると、「原材料」のところに、中国やミャンマーなどと記載してある時があります。
この表示を見て、「このもやしは、中国産なのか?」と思われる方がいるようですが、「産地」のところは、日本のどこかになっていると思います。
原材料のところに、国の名前が書いてない、イコール日本では、ありません。
そのもやしの原料の豆(種)が、大豆以外ならば、ほぼ100%くらい、日本以外の国で作った豆です。
原材料はほぼ輸入している
もやしは、豆(種)から発芽した新芽の部分です。
もやしの頭の部分に茶色い皮かが付いていたりしますよね。
あれは豆の皮です。
もやしの原料となる豆は、主に、緑豆、黒豆(ブラックマッペ)、大豆ですが、これらは、ほぼ海外からの輸入です。
通常もやしといえば、緑豆が原料のもので、この緑豆を作っている国が中国、ミャンマーです。
大豆の場合は、アメリカになります。
緑豆は日本では栽培が難しいため日本産の緑豆というものがありません。
実験レベルでの栽培はあっても、商品化には至っていないようです。
大豆が原料の場合も、ほぼアメリカなどからの輸入に頼っていますが、大豆の場合は、国産大豆もあるので、探せば「原料の豆も国産の大豆です」とうたった大豆もやしが見つかると思います。
もやしの産地はどこなの?
もやしの原料の豆が、中国やミャンマーであっても、その豆を発芽させた場所が日本ならば、産地は日本になります。
そもそも加工品と違って、原料の種(もやしは、豆)の産地を表示する義務はなく、収穫地となる、もやしの工場がある場所を産地として表示する義務があります。
ですから、もやしの原料の豆は海外であっても、日本の工場で栽培されたものならば、産地は日本となります。
まとめ
もやしは平成14年から、製造業から農業へと変わったため、表示の義務も加工品から農産物のものとなりました。
それゆえ、もやし生産者協会では種子の原産地の表記を自粛するように呼びかけていた時があるようです。
しかし、もやしの場合は他の野菜と違って豆から発芽した新芽を食べるものですから、原料の豆についても知っておいてほしいということで、表記されているのではないでしょうか。
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