外食をしてサラダなどに小さなにんじんやトウモロコシがついてくることがあります。
これは、本当ににんじんなのかしら?と思いながら食べてみるとにんじんの味がほのかにして、こんな種類もあるのかな、と納得したりします。
また、野菜スティックなどと言って、セロリやきゅうりなどと同じ長さに切って細長くしたにんじんが出てくることもあります。
マヨネーズなどを付けて食べると結構おいしいですね。
そんな楽しみ方もあるにんじんですが、生で食べるとよくないという意見もあるようなので、調べてみました。
効果的なにんじんの食べ方
生で食べると下痢をします。
程度の問題ですが、多量に食べるのがよくない理由です。
にんじんは消化の悪い食べ物です。
にんじんのすりおろしたものは、反対に下痢をしたときに有効だそうです。
生のままポリポリとかじるのではなく、すりおろしてその汁を使います。
そんな相反するにんじんですが、どのように食べると体によいのでしょうか。
にんじんにある栄養素は?
にんじんの栄養素ですが、一番多いのがカロテン、他にはビタミンB、Cなどです。
カルシウムや鉄分も豊富です。
これらは油に溶けやすく、水には強い栄養素です。
油を使った料理に向いていますね。
生で食べるとよくない理由
生で食べるとよくないと言われる理由には消化不良ともう一つ、ビタミンCを壊すらしいと思われていたことがあげられます。
にんじんのビタミンCだけでなく、にんじんと同時に摂った他の食品のビタミンCも壊してしまうということです。
しかし、これも還元型のビタミンCから酸化型のビタミンCになるだけだと分かりました。
還元型も酸化型も同じものだと考えても間違いではないそうです。
生のにんじんをポリポリとかじってもビタミンC不足にはならないでしょう。
消化不良には気を付けて。
生食でなくても食べ過ぎには気を付けましょう
にんじんにはβカロテンが豊富ですが、そのカロテンの摂り過ぎで起こる症状があります。
『柑皮症』や『カロテン血症』です。
みかんを食べ過ぎて手のひらが黄色くなることがありますね。
あれと同じです。
みかんよりにんじんの方がβカロテンの量が豊富なので、全身の皮膚が黄色くなる場合があるそうです。
ただ眼球までは黄色くならないので、黄疸とは違うことがわかります。
そこまでの症状が出るほど生食はできないと思われますが、注意するに越したことはありません。
『柑皮症』や『カロテン血症』になっても、摂食を控えれば尿になって排泄されるのであまり心配はいらないでしょう。
なかなか元に戻らない時は他の病気を疑う必要があります。
病院で診てもらいましょう。
まとめ
皮のまま食べる方がいいのか、生がいいのか、調理をした方がいいのか、食材を前にして悩むことは多いですね。
食べることの大切な事の一つに、『おいしく食べる』ということがあります。
『おいしく』『楽しく』食べられると最高です。
食べ物は薬ではありません。
小さい頃、好き嫌いをすると『薬だと思って食べなさい』と叱られたことがよくありました。
大人になったのだから、好き嫌い以前の体を大切にする、心を大切にするということを前提とすれば、おいしく楽しく食べることはとても大切です。
食材の知識はそのための手助けであればいいと思います。
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