豆類は栄養が豊富で低カロリーなので健康志向の方には馴染みのある食べ物でしょう。
「さやいんげん」と「いんげん」は違いはないと言いますが本当にそうなのでしょうか?
また、「さやえんどう」との違いについてもそれぞれの特徴や栄養面から見てみましょう。
「さやえんどう」「さやいんげん」「いんげん」の違いについて
「さやいんげん」と「いんげん」はよく引っくるめて考えられていることが多いですが、実はそれぞれ若干違います。
基本的に栄養素はあまり変わりません。
βカロテンやカリウム、9種のアミノ酸を含有しているのが特徴的です。
一方で「さやえんどう」はモロッコインゲンとよく似ている形をしていますが「えんどう」に分類されます。
ではそれぞれ何が違うのでしょうか?
いんげんの特徴とは
いんげんはマメ科の植物で元々は南北アメリカ大陸で主に食べられていました。
日本には17世紀に中国から隠元禅師により伝来され、その禅師の名にちなみインゲンという名前がつけられました。
「いんげん」には大きく分けて2種類の豆があり、豆が真っ白なものと色が着いているものに分かれます。
白色系は大福豆や白金時豆などの白いんげんと呼ばれているものです。
色が着いていたり斑点がある豆の代表なものとして、ウズラマメや金時豆、虎豆があります。
このようにいんげんは基本的に鞘の中の豆のことを指しています。
金時豆や赤いんげんにはポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでいますので眼精疲労に良いとされています。
さやいんげんの特徴とは
さやいんげんはいんげんがまだ未熟な内に鞘ごと食べられる豆の事です。
比較的成長スピードが速く、育てやすいので家庭菜園にも適しています。
1年に3度も収穫できるので関西では3度豆とも言われています。
さやいんげんの種類も様々で、丸さやと平さやの大きく2種類に分けられます。
平らなモロッコインゲンや細長くぷっくり丸みのあるサーベルインゲンなどがよくご家庭で食べられているものになるでしょう。
その他にもドイツ豆や黄インゲン、紫インゲンなどがあります。
βカロテンやカリウムがたっぷり含まれています。
また、疲労回復になる必須アミノ酸の一種、アスパラギン酸が夏バテ予防に良いです。
キュッキュッという食感が特徴的です。
さやえんどうの特徴とは
さやえんどうは古代ギリシャローマ時代から栽培が盛んで江戸時代に日本では本格的に栽培されるようになりました。
さやえんどうも若い内に鞘ごと食べるものです。
えんどう豆は若いうちはグリーンピースとして知られています。
いんげんよりも小さめな豆の大きさで、さやいんげんよりも短めなイメージです。
関西では大きめの大鞘種が多く、関東では絹さやと呼ばれる細くて柔らかい種類が栽培されています。
ビタミンCやカリウム、食物繊維、ビタミンB群を多く含んでいます。
疲労回復や美容に適しています。
シャキシャキした食感を楽しめます。
まとめ
3種とも和食の色合いに添えられることが多く、脇役的な存在です。
ですが、その栄養素は他の野菜よりも豊富で縁の下の力持ち的な存在です。
たくさん食べてもカロリーが低いのでダイエットにもおすすめです。
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