山芋の分類はヤマノイモ科ヤマノイモ属で、日本原産の自然薯や中国から渡ってきた長芋や大和芋などの種類にわかれます。
どれも同じように白くて粘り気があり、芋の中では珍しく生食できるのが特徴のひとつです。
山芋というのはこれらの種類の芋の総称で、実際には何種類かの芋がありますので、わかりやすく一覧形式にしてご紹介しましょう。
山芋の種類について
自然薯
- サイズ・形状 : 長さ60〜100cmほどで直径は3〜4cmくらいの細長い形
- 原産国 : 日本
- 特 徴 : 粘りが非常に強く独特の深い風味
- 調理法 : とろろ,サラダ,揚げ物,焼き物
- 特徴:日本原産の品種で、天然のものは希少価値があり価格も長芋の4倍近く。
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— 長野ニュース (@naganonews) 2018年3月22日
長芋
- サイズ・形状 : 50~80cmほどの長い棒状で直径は4~6cmくらい
- 原産地 : 中国
- 特 徴 : 水分が多く粘りは少ない
- 調理法 : 酢の物,和え物,サラダ,とろろ
- 特徴:山芋の中では一番多く出回っており、手軽に購入できる。
長芋頂いたァァアッ
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— むらばー (@muraba1104) 2018年3月19日
つくね芋(大和芋)
- サイズ・形状 : にぎりこぶしのような丸型の塊で、大きさは不規則
- 原産国 : 中国
- 特 徴 : 粘り気が強く濃厚な味で栽培が難しいので希少性がある
- 調理法 : とろろ(出汁でのばす),焼き物,揚げ物,まんじゅうの材料
- 特徴:おもに関西地方で栽培されている。奈良県の「大和芋」,兵庫県の「丹波山の芋」,石川県の「加賀丸芋」,三重県の「伊勢芋」など。
いちょう芋(大和芋)
- サイズ・形状 : 扁平でいちょうの葉の形に似ているものが多いが、形は様々
- 原産国 : 中国
- 特 徴 : 粘り気が強く(長芋とつくね芋の中間)濃厚な味
- 調理法 : とろろ,焼き物,揚げ物,練り物やまんじゅうの材料
- 特徴:加工用としての需要も多く、はんぺんやがんもどき、まんじゅうなどにも使われる。アクが少なく変色しにくい。
ご覧のように、つくね芋もいちょう芋も地域によって「大和芋」と呼ばれています。
少しややこしいですね。
全国の主な生産地は?
山芋全体の生産量でみると、北海道が最も多くて全体の4割近く、次いで青森県となり、この2県で総生産量の7割以上を占めているようです。
山芋の種類では、長芋の生産が全体の8割以上ということで、年中流通しているのもうなずける結果ですね。
また、いちょう芋は関東地方、つくね芋が関西地方で生産され、自然薯は全国各地の山中で発見されるというのが、ざっくりとしたわけ方といえるでしょう。
まとめ
山芋にも様々な種類があることがわかります。
それぞれに味わいに特徴がありそうですので、食べ比べして種類にぴったりの食べ方を見つけるのも楽しそうです。
調理の仕方で食感が変わるのも魅力ですし、お好み焼きやまんじゅうのつなぎなど、単体でも引き立て役でもいい仕事をしてくれそうですので、毎日の食卓に取り入れていきたいものです。
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