幼い頃の記憶を辿ると、青梅は「毒」があるから食べないようにとどこかで耳にしたことがあります。
おばあちゃんの知恵袋みたいな言説ですが、はたして本当なのでしょうか?
梅に関するアレルギー症状や梅の毒素について調べていきたいと思います。
バラ科の食べ物に見られるアレルギー症状は?
梅以外にも、りんご、もも、イチゴ、ラフランス、アンズなどいろんな食べ物がバラ科に属しています。
これらの果物を食べたことによって、アレルギー反応(口腔アレルギー症候群)が引き起こされます。
ですから、単に触れるだけで症状が出るようなことはほとんどありません。
口腔アレルギー症候群とは、食べている途中で、あるいは食べた後に、次のような症状が現れます。
口の中や喉、舌やくちびるに掻痒感やピリピリ感、腫れなどの症状が5分以内に見られます。
ひどい場合は、呼吸困難や喘息などの呼吸器官における症状、腹痛、嘔吐などの消化器官に関する症状が現れます。
一般的に年齢が幼い方が全身に症状が現れることが多いと言われています。
厄介なことに交差反応といって、バラ科にアレルギー症状が出る場合、他の食べ物にも出る可能性があります。
梅で中毒を起こすの?どんな症状が出るの?
未熟な梅、つまり青い梅にはアミグダリン(青酸配糖体)という毒素を含んでいます。
科学的にはバラ科の未熟な果実に含まれており、糖に青酸が結びついたものです。
これを生のまま食べてしまうと、腸の中で分解される過程において青酸(シアン化水素)を生じます。
果実は成熟すれば毒素が消えてしまいますが、種子の核内には残っている場合がありますので注意する必要があります。
中毒症状として見られるのは、頭痛、吐き気、嘔吐や下痢などがその初期のサインとなります。
さらに進行してしまうと、失神、痙攣や呼吸困難などを起こすこともあるそうです。
このような身体に影響が出てしまうくらいになるには、およそ100個以上の青梅を食べる必要があります。
まとめ
これほど身近な植物に有毒な成分が含まれているとはびっくりしました。
梅酒にしたり、天日に干して梅干しにしたり、などの工夫が現代にも息づいているのですね。
幼い子どもさんがいらっしゃる場合は、アレルギー症状のおそれがありますのでくれぐれも注意してください。
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