肥料が少なすぎることにより葉が変色する、抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなる、生育が遅れるといった状態がみられます。
「白菜は栄養分が多く必要ですので、追肥は必ず行いましょう」といった文章はよくみられると思います。
しかし、いくら肥料がたくさん必要だからといっても、与えすぎは禁物なのです。
今回は白菜の肥料のやりすぎによる症状や対処法についてご紹介します。
肥料のやりすぎによる症状は?
- ゴマ症
スーパーで買った白菜にも黒い斑点がみられることがありませんか?
窒素の多い肥料で窒素過多の状態に陥った場合、白菜の芯の部分を中心に黒い斑点が現れる状態になることがあり、「ゴマ症」というそうです。
食べても特に害はありませんが、一度斑点が出てしまうと窒素を正常な量に戻しても消えることはないそうです。
- 肥料やけ
「なんだかぐったりしているから、肥料が足りないのかもしれない」と思い、肥料を足すと・・みるみるうちに枯れてしまった!
そんな経験はありませんか?
それは「肥料やけ」といい、冬の季節に育つ白菜にやってしまいがちなことの一つです。
冬の時期には休眠期というものがあり、休眠期には栄養を必要としない時期だそうです。
その時期に肥料を足してしまうと栄養過多の状態となり根がしなびて枯れてしまい、水を吸い上げることが出来なくなってしまいます。
なにも対処をしなければそのまま枯れてしまうのです。
肥料をやりすぎた場合の対処法は?
ゴマ症が出てしまった場合、肥料を控えめにすることや肥料を変えてみることもおすすめします。
肥料は即効性、遅効性、緩効性の肥料といった種類があります。
もし、即効性の肥料を使っていたのであれば緩効性の肥料に変えることにより、症状を改善できるかもしれません。
一度出た斑点は消えることはありませんが、新しく出た葉が白であれば正常ということになりますね。
肥料やけを起こして葉が茶色くなりかけている場合は、栄養分を薄めることが必要になります。
肥料をまいた部分の土をとり、なにも栄養の入っていない土を混ぜます。
そして、しばらくは水やりを多めに行うようにするといいそうです。
水やりをいつもより多めに行うことで、土の中に入った栄養を洗い流す形です。
プランターの場合は日陰に移動させるなどと外からの刺激をできるだけ少なくして白菜を休ませてあげてくださいね。
まとめ
今回は白菜の肥料のやりすぎによる症状や対処法についてまとめてみました。
今回ご紹介したゴマ症も肥料やけも、よく見られる症状の一つです。
肥料を足すときは一度に足すのではなく徐々に足すこと、なにかトラブルがあったときに、すぐに肥料足すのではなく解決法を探れるようになるといいですね!
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