大根の種はホームセンターや園芸店などで多く取り扱っており、購入出来ると思います。
苗自体も、水菜の苗やミニトマトの苗など多く販売されていますが、大根の苗はあまり見かけることがないと思います。
大根は種はよく見かけるのに、なぜ苗での販売が少ないのでしょうか。
今回は、大根の苗を植える時期や値段、苗の流通についてご紹介します!
苗を植える時期と値段は?
通常であればポットで苗を育てる、または購入してから植え付ける方法は、初心者にはもってこいの栽培方法として人気なのですが、大根の苗の場合、植える時期の見極めが難しいため、苗を使って育てる方法はあまりおすすめできないそうです。
苗を植える時期としては、大根の生育適正温度が17~20℃だということですので、成長しやすい時期を選ぶようにしましょう。
苗の販売業者に植え付け時期の確認をとるのもいいかもしれません。
値段は1株約300円ほどだということで、それなら普通の大根を買う方が安いじゃない!と少しびっくりしてしまいますね。
大根の苗はなぜ流通が少ないのか?
大根は根菜類なので、野菜の中でも特に移植に弱いタイプの作物なのです。
なぜ、種類によって移植に弱い・強いという違いが生まれるのか?
実は植物の種類によって根の伸び方が異なります。
移植に強いとされている野菜は基本的に根が横に広がっていく側根型の植物で、反対に移植に弱いとされている野菜は根が下に伸びていく直根型の野菜だそうです。
直根型の作物は、地下に向けて長く根を張ることが一般的であることから、ポット栽培をすることで、ポットの中で根が円を描くようにぐるぐると根を巻いてしまうということが起こりうるようです。
根が巻いてしまうことは、もちろん生育に支障をきたす恐れがあります。
根を傷つけることによりうまく育たないことや、綺麗な大根ではなく「また根(又根)」と呼ばれる一部が分裂したような形になる可能性があると一般的に言われています。
また根になってしまった大根は、見た目もよくないうえに味も辛みが強いものになるそうです。
以上のことから、特に初心者の方であれば大根の苗を用いて育てることは避け、種から育てることが無難であるそうです。
まとめ
今回は大根の苗を植える時期や値段、苗があまり流通しない理由についてまとめてみました。
近頃は野菜の苗が多く流通される傾向にありますが、苗にすることに向いている野菜と向かない野菜があることがわかりました。
大根をはじめとした、野菜を栽培するときには種からか苗からか、考慮した上で育て始めるようにしましょう。
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