ニラはスタミナ野菜の代名詞としても知られ、栽培に関しても手間が掛からず、家庭菜園初心者の方にも人気です！
ニラは葉の部分をカットしても株が残っていれば新しい芽が出てきて再度収穫が出来ます。
そして有効成分であるアリシンは健康を気遣う現代人にはなくてはならない栄養で、ニラは是非とも毎日の食生活に取り入れたい野菜です。
ニラと雑草
ニラは一見すると雑草に見られます。
葉だけを見ると特に主だった特徴もなく、そこら辺に自生している雑草と何ら見分けがつきません。
畑や家庭菜園で『ニラ』として栽培していれば意識的に「これはニラだ」と言えますが、道端に雑草と混じってニラが生えていても気が付くことは難しいでしょう。
あと気を付けたいのがニラと間違えやすい植物で毒性がある物の存在です。
春先にニュースでよく取り上げられるのが『水仙と間違い食中毒』で、毎年亡くなる方も出ます。
それだけ水仙とニラは見た目がとても似ています。
見分け方は、水仙にはニラの含有成分である「アリシン」が含まれていないため独特の刺激臭がしません。
見分けがほとんどできない代わりに嗅覚で確認することが出来ます。
※自生している植物は安易に食さず、保健所や専門知識のある人にアドバイスを求めることをお勧めします。
スイセンをニラと誤って食べる ２人が食中毒 長野 https://t.co/d8jJMNL0Eq pic.twitter.com/84kZ7l3Vds
— 将軍 (@syogunin) 2017年6月1日
ニラの除草
ニラの除草は大きく分けて、雑草を物理的に取り除く、生えてこないようにする、除草剤を使う、事に分けられます。
家庭菜園などプランターや狭い範囲で栽培している場合は直接手で雑草を摘み取った方が準備や手間もかからず問題はないのですが、広い圃場などで栽培している生産農家の方などは除草剤に頼らざるを得ません。
ニラを栽培している畝にビニールシートをかけて、発芽した雑草を地上に出させず対処するマルチングという方法があります。
マルチングは初期にビニールシートを張るという手間がありますが、後あとを考えるととても効果的な雑草対策といえます。
また農薬を使用しないので自然農法志向な消費者に喜ばれます。
似たような仕組みで『防草シート』というものもありますが効果は同じです。
除草剤は直接散布して根まで枯らすタイプの物を使うのが間違いないです。
グリホサートイソプロピルアミン塩系の除草剤は土壌に残留しないため、農地使用が農水省によって認められています。
散布時に十分気をつける必要がありますが効果抜群です！
まとめ
ニラは一見すると雑草と見間違うくらい特徴がない植物です。
食材にすれば健康によく、スタミナアップの高栄養食品なのですが、露地栽培で特に春先の水仙の自生する時期と重なっている時期は注意が必要です。
プランターや圃場の管理に於いて除草する場合は、状況と規模に合わせてより良い方法を選択していきましょう！
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