チューブ入りの生姜も売られているほど、生姜は私たちの生活にとって欠かせない名脇役の1つとなっています。
カレーの隠し味に、中華料理に、生姜焼きにと、いろんな利用がなされています。
そこで今回は、あまり知られていない生姜の話を2つの側面から紹介していきたいと思います。
歴史的な文脈における生姜の姿は?
インドのマラバル沿岸・モルッカ諸島を核とした東南アジアに多く栽培されていました。
日本へは、2世紀~3世紀頃に中国から伝えられ、奈良時代には栽培が始められました。
古い香辛料であり、山椒と同じように「はじかみ」と呼ばれていましたが、区別するため「ふさはじかみ」とも称されました。
中世のヨーロッパでは、胡椒と並ぶほど生姜の需要が高まりました。
14世紀の英国では、生姜およそ450gと羊1頭と同等の価格がつきました。
世界諸国の中においてジャマイカが産地として知られていますが、これは16世紀初頭にスペイン人が移植したことに由来します。
中世の時代にはスイスの商人たちがバーゼルの通りをジンジャー通りと呼んでいたそうです。
生産地として有名な都道府県は?
平成28年のデータを元に紹介していきます。
全国の生産量の合計は約5万トンで、トップは高知県の約2万トン、次は熊本県で約5千トン、そして約4千トンの千葉県が続きます。
高知県のシェア率は約40%を占め、熊本県は約10%、千葉県は約8%と、上位3件でおよそ60%を占めています。
九州地方の各県が10位以内に5県もランクインしているのが特徴的です。
これはおそらく南アジアが原産なため特に南九州において栽培が盛んであることが推測されます。
ちなみに、平成25年から平成27年までのデータを見ると、全国の生産量、生産量のトップ3に大きな変化は見られませんでした。
ここ数年は、生産量はおよそ5万トンを維持してきているようです。
まとめ
世界においても、日本においても、これほど古い栽培の歴史があるとは思いもしなかったので、とてもビックリしています。
全国で栽培が盛んなのは、高知県、それから南九州の数県です。
上位3県の生産量だけで、シェア率が過半数を超すほどの勢いがあります。
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