なすを栽培していると、晴れた日、葉が緑色のままで急にしおれる青枯病という病気を目にすることがあります。
その症状とはどんな様子でしょうか?
また、青枯病が発生する原因も知りたいですね。
ここでは、それらの事象に対する対策方法なども述べたいと思います。
青枯病は細菌が原因の土壌病害といえる
私たちがよく口にする野菜の中で、青枯病が発生しやすいのはシシトウ、唐辛子、トマト、なす、ビーマン、パプリカなどです。
この病気は急速に変化し、症状として、今まで元気だった株がみるみるうちにしおれ、青みを残した状態で、急に枯れてしまうので、そのように呼ばれているそうです。
青枯病の症状は、なす科の野菜によくみられるものですが、細菌が原因で発症する土壌病害ということらしいです。
回復力がなくなりやがて枯れてしまう青枯病
よく晴れた晴天の日、茎葉の水分が抜けたかのような状態でしおれ、曇りの日や夜間になると、一時的に回復はするもののこれを繰り返しているうちに、回復力がなくなって、ついには枯れてしまいます。
茎を切って断面を見ると、繊維束の色が褐色になっており、乳白色の液体のようなものが、にじみ出ています。
このにじみ出た液体ですが、細菌性の可能性がありますので触らないよう、注意してください。
再発を防ぐために焼却処分と土壌洗浄が必要
なす栽培での青枯病の主な原因ですが、細菌が根本的な原因になっており根から茎や葉全体に感染するようです。
土を耕したとき、根の切り口ができて、そこから細菌が侵入するようです。
水はけのよくない土地で栽培したなすには多発する現象で一度細菌に侵された土地は、再度、同じ現象を起こしやすいようです。
青枯病の具体的対策ですが、発病した株は、株ごとすべて抜き取って、焼却処分するしかないようです。
青枯病を起こした畑の土には、病原菌がまだ沢山残っていますので土壌の消毒をして、病原菌の密度そのものを低くする必要があるようです。
まとめ
青枯病の予防対策として、高畝にすること、水はけをよくすること、などといった対策方法が挙げられます。
また、連作を極力避けて、それが無理な場合は、抵抗性がある台木につないだ接木苗の栽培を考えるとよいでしょう。
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