しそや植物を栽培していると、少なからず病気や害虫被害に遭います。
少しの被害で済めば無農薬での栽培も出来ますが、被害が拡大してしまった場合には農薬を使用を検討しなくてはいけなくなります。
そのような時のために、しそ栽培時に関わる病気や害虫に登録のある農薬をまとめたので、学習をしておくようにしましょう。
農薬によって特徴がさまざまあります。
目次
病気に登録のある農薬は?
さび病には
- オンリーワンフロアブル(系統は、エルゴステロール生合成阻害剤 EBI剤)
特徴は、蚕・ミツバチなどへの影響が少ないです。
浸透移行性に優れています。
- カリグリーン水溶剤(系統は、炭酸水素塩剤)
特徴は、有用昆虫の蜂・蚕・ダニなどへの影響が少ないです。
作物汚れや臭いが少ないです。
主成分の炭酸水素カリウムは植物に吸収されます。
吸収後に肥料の働きで生長促進します。
- ラリー乳剤(系統は、エルゴステロール生合成阻害剤 EBI剤)
特徴は、有用昆虫の蜜蜂・蚕への影響が少ないです。
耐雨性や残効性が優秀です。
ガスの働きにより閉鎖的なハウスで効果に期待できます。
斑点病には
- アミスター20フロアブル(系統は、ストロビルリン系剤)
特徴は、食用きのこ由来物質で菌の呼吸阻害します。
浸透浸達性があります。
- キノンドー水和剤40(系統は、銅剤)
特徴は、予防的な働きがあります。
ボルドー液の改良品です。
- ストロビーフロアブル(系統は、ストロビルリン系剤)
特徴は、予防的な働きがあります。
成分が作物に均一に拡散し働きが安定します。
- ダコニール1000(系統は、有機塩素剤)
特徴は、水中分散して懸濁性優秀です。
耐性菌出現事例がないです。
害虫に登録のある農薬は?
アザミウマ類には
- アディオン乳剤(系統は、合成ピレスロイド系剤)
特徴は、残効性優秀です。
忌避働きあります。
速攻的です。
- スピノエース顆粒水和剤(系統は、スピノシン系剤)
特徴は、土壌放線菌生産物質で虫を滅します。
速効・残効的です。
アブラムシ類には
- アディオン乳剤(系統は、合成ピレスロイド系)
特徴は、残効性優秀です。
忌避働きがあります。
速効的です。
- アルバリン顆粒水溶液(系統は、ネオニコチノイド系剤)
特徴は、高い浸透移行性です。
速効的です。
残効性優秀です。
カンザワハダニには
- アファーム乳剤(系統は、マクロライド系剤)
特徴は、食毒働きがあります。
素早く分解されます。
- カネマイトフロアブル(系統は、ナフトキノン系剤)
特徴は、速効的です。
残効性優秀です。
溶けやすいです。
有用昆虫の蚕や蜂の天敵への影響が少ないです。
およそ15℃~35℃くらいまで使えます。
飛び込みハダニにも使えます。
全生育ステージにも使えます。
コナジラミ類には
- アディオン乳剤(系統は、合成ピレスロイド系剤)
特徴は、残効性優秀です。
忌避働きがあります。
速効的です。
サビダニとチャノホコリダニには
- コロマイト乳剤(系統は、マクロライド系剤)
特徴は、微生物生産物質で虫を滅します。
速効性と分解が早いです。
ハスモンヨトウには
- アファーム乳剤(系統は、マクロライド系剤)
特徴は、食毒働きがあります。
素早く分解されます。
- カスケード乳剤(系統は、IGR剤昆虫成長抑制剤)
特徴は、幼虫の脱皮阻害と雌成虫処理で孵化抑制します。
遅効的です。
残効性優秀です。
天敵への影響が少ないです。
- サブリナフロアブル(系統は、BT剤)
特徴は、微生物農薬です。
有機農作物生産に使用できます。
展着性優秀です。
作物汚れが少ないです。
- アディオン乳剤(系統は、合成ピレスロイド系剤)
特徴は、残効性優秀です。
忌避働きあります。
速効的です。
ハダニ類には
- アカリタッチ乳剤(系統は、天然殺虫剤)
特徴は、物理的に気門を封鎖して虫を滅します。
抵抗性発達なしです。
有効成分には食品添加物が使われています。
生体や土壌中では炭酸ガスや水に分解されます。
- コロマイト乳剤(系統は、マクロライド系剤)
特徴は、微生物生産物質で虫を滅します。
速効性や分解が早いです。
- サンクリスタル乳剤(系統は、天然殺虫剤)
特徴は、物理的に気門を封鎖して虫を滅します。
抵抗性発達はないです。
有効成分は食用油脂です。
蜜蜂や天敵への影響が少ないです。
- ダニトロンフロアブル(系統は、ピラゾール系)
幼虫や成虫に有効です。
速効的です。
作物汚れが少ないです。
遅効的です。
残効性や耐雨性に優秀です。
受粉昆虫への影響が少ないです。
- ニッソラン水和剤(系統は、ヘキシチアゾクス剤)
雌接触により孵化抑制します。
残効性あります。
遅効的です。
有用昆虫や天敵への影響が少ないです。
- 粘着くん液剤(系統は、天然殺虫剤)
特徴は、デンプンで物理的に気門を塞いで虫を滅します。
抵抗性発達のおそれはないです。
残効性ないです。
天敵や有用昆虫への影響はほぼありません。
- マイトコーネフロアブル(系統は、ヒドラジン系剤)
特徴は、幼虫や成虫に働きます。
有用昆虫や天敵に影響が少ないです。
- ムラシップ(系統は、天然殺虫剤)
特徴は、抵抗性が付きにくいです。
食品添加物がベースの薬剤です。
ヨトウムシには
- アファーム乳剤(系統は、マクロライド系剤)
特徴は、食毒働きがあります。
素早く分解します。
- サブリナフロアブル(系統は、BT剤)
特徴は、微生物農薬です。
有機農作物生産に使用できます。
展着性優秀です。
作物の汚れが少ないです。
農薬を使用するメリットとデメリットは?
農薬を使うメリットは、植物を害虫や病原菌から守ることが出来るので、大量生産と大量収穫が可能になります。
農薬を使うデメリットは、農薬は身体に悪影響を及ぼす可能性があり、食の健康被害が懸念されます。
ですから、農薬を使用する時には使用方法などきちんと守るようにしましょう。
まとめ
農薬は病気や害虫によっても違いますし、更に病気によってや虫によっても使う農薬が違います。
ただなんでも良いから病気用の農薬を散布すれば良いっていうんじゃないんです。
健康を害さない為にも使用方法きちんと守って下さいね。
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