和食の薬味として使われることの多いシソには精油成分が含まれていたり、シソは漢方薬に配合されたりしても使われます。
そこで、シソの精油成分や色素成分についてまとめてみました。
シソの精油成分は?
シソの種子からは精油が取れます。
シソの精油成分にはa–リノレン酸という多価不飽和脂肪酸が含まれていて、アレルギー体質を改善する効果に期待ができると言われております。
a–リノレン酸は体内でイコサペンタエン酸にかわって、血液をサラサラにしたり老化予防に期待でき心筋梗塞を防ぐ働きもあります。
また、しそ特有の香りの元である精油成分ぺリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進の働きをします。
シソの香り成分になっている精油は、ぺリルアルデヒドをおよそ55%くらい含んでいて、ぺリルアルデヒドには強い防腐と雑菌の働きを持っていて、食中毒予防に期待できると言われております。
シソの色素成分は?
シソには青紫蘇(アオシソ)と赤紫蘇(アカシソ)があり、赤紫蘇には、アントシアニン系のシアニジンという色素成分が含まれていて、梅干しを作る際に梅の成分であるクエン酸によってシアニジンが分解されることで、梅干し特有の色付けに使われます。
ほかにも、葉を乾燥させたものをハーブや香辛料として七味唐辛子に配合されたり、ふりかけなどに使われます。
紫蘇(シソ)の名前の由来は?
伝説では後漢の末期に、洛陽の若者が蟹の食べ過ぎで食中毒を起こして危篤になった時に、名医の華佗が紫シソの薬草を煎じ紫の薬を作り、薬を飲ませてたところ若者はたちまち回復しました。
また、蟹を食べて食中毒にかかってしまって危篤になった子供に、紫のシソの葉を食べさせたところ蘇りました。
そこから紫色の蘇る草=紫蘇と呼ぶようになったと伝えられています。
現在でも漢方医学では、夏頃に採取して干して乾燥させた赤紫蘇の葉を蘇葉(ソヨウ)または紫蘇葉(シソヨウ)と呼ばれて、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬)として神秘湯・半夏厚朴湯・香蘇散などの漢方薬に配合されています。
日本薬局方では、チリメンジソの葉及び枝先を蘇葉としています。
まとめ
シソは和ハーブとしても使われるみたいで、シソ茶のハーブティーやシソジュースにして飲んでも良いみたいです。
興味がある方は飲んでみて下さいね。
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