苗を買いに行くと、「接ぎ木苗」と書かれている物が売られています。
いったい「接ぎ木」とはなんでしょうか?
簡単に言えば、根になるA(台木)と実がなるB(穂木)を茎でくっつける、という事です。
簡単すぎましたか?
異なる苗同士を1つの苗として生まれ変わらせるのです。
大抵、根になる苗は「かぼちゃ」「ゆうがお」ですが、実になる苗の名前で「接ぎ木きゅうり」売られています。
接ぎ木の目的
なぜ「かぼちゃ」「ゆうがお」が使われるのかと言うと、土壌伝染性病害に抵抗性があって、根の張りがよく、低温でも育ちがいいためです。
「かぼちゃ」「ゆうがお」はとても丈夫で、ぐんぐん!根から栄養を吸ってくれます。
そして、絶対に病害にかからないと言うわけではありませんので、注意してください。
接ぎ木の方法
一般的な、「呼び接ぎ」と言う方法で行います。
穂木と台木に上下反対方向になるよう切れ目をカミソリで入れて、切れ目同士をかみ合わせてピンチで挟み固定するのです。
カミソリはアルコールで消毒しながら使います。
こうすることで、雑菌の侵入を防ぐことができます。
この方法の最大の利点は、穂木・台木両方に根を残すので、接ぎ木後の管理が簡単になりますが、接合面が若干もろくなるという欠点もあります。
接ぎ木の一番のメリット
一番の理由は、土壌伝染性病害虫を避けるのが目的で「連作障害」に効果を発揮します。
土壌伝染性の病中害への抵抗力を強めることができて、発育がよくなり、寒さや暑さなどの環境の変化にも強くなるので安定した収穫が期待できます。
また、きゅうりの場合は、果皮を覆っている白いツブツブのような(ブルース)のをなくし、つるつる (ブルームレス)の皮にする時に接ぎ木が利用されるときがあります。
デメリット
一番には、苗の値段が高いことでしょうか。
普通の苗の約倍の値段がします。
そして病害虫に強いだけで、100%ではないので、勘違いしないようにお願いします。
まとめ
病気に強くて、収穫の楽しみもしっかり味わえるなら、接ぎ木苗を買ってもいいですね。
なかなか小まめに世話ができない人には、おすすめかと思います。
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