糖度が高いトマトというのは魅力的ですが、実は糖度には「酸度」が必要になるのです。
酸度が高いかどうかが糖度を上げる重要なカギとなるのです。
糖度を上げる栽培はどのようにしたらいいのでしょうか。
トマトに必要なのは糖度だけじゃない
トマトを食べた時に甘いと感じるには糖度ももちろんなのですが酸度が必要です。
強い酸度があると糖度8程度のトマトであっても、酸味との相乗効果によって強い甘みに感じるのです。
普通にトマト糖度10程度のトマトよりも酸度と糖度が充実した糖度8トマトの方が甘いと思う方が多いでしょう。
酸味が充実しやすいトマトの品種は「桃太郎トマト」です。
近年この糖度と酸度を考慮して栽培されているトマトが増えてきてとても美味しいトマトが店頭に並ぶようになりました。
水ストレス栽培とは
トマトの酸度と糖度を程よく確保できるようにする栽培方法は、「水ストレス」栽培というものがあります。
栽培時水を極限までやらずトマトにストレスをあたえる栽培方法です。
この栽培方法はトマトの特性を生かした栽培方法で極限まで水を与えられずにいるとなんとか少ない水で子孫を残そうと成長します。
この栽培方法をすると小ぶりではありますが糖度と酸度がとても充実したトマトが出来上がるのです。
トマトの美味しさというのは糖度、酸度、旨味、食感などで評価されるのでそういった意味でも酸度は重要であり、水ストレスの栽培は有効であると言えるでしょう。
このように日当たりよりも水管理が重要であり、ベランダのプランター栽培であってもきちんと雨除けをしてしっかり管理することにより家庭菜園でも水ストレス栽培は出来るでしょう。
水ストレス栽培方法とそのほかの栽培法
水ストレス栽培の栽培方法のポイントとしては、実がつくまでの間は過度に水分を控えない事です。
実がつくまでは成長期ですのでこの時期に水を控えてしまうと水切れをすぐ起こしてしまうのです。
実がついてから水を控えるようにします。
トマトの葉が必要以上に枯れないように様子を見ながら水やりの回数を控えてください。
トマトを水ストレス栽培しているなら余計ですが、必ず雨に当てないようにもしてください。
この水ストレスに似た栽培方法をしている方法が塩分を含んだ畑に植え付けるという方法です。
四国の徳谷トマトなどがその品種で、海岸近くで海水を被ったことのある畑にわざと植え付ける方法で、塩分がトマトの水分吸収を妨害するため水を与えられない水ストレスの栽培方法を同じような効果が生まれます。
その他糖度を上げる方法としてトマトを密植してとても混み合った環境で周りのトマトと競わせて成長させる密植栽培があります。
まとめ
どうしてもトマトの糖度の高さばかりに目が行きがちでしたが、酸度もとてもトマトの甘味には重要だという事がわかりました。
さらに、トマトにとって過酷な環境の方がとても美味しいトマトが出来上がるようです。
トマトを選ぶときは糖度ももちろんですが、栽培方法も調べてみたいものです。
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