手頃で、身近なトマト。

案外、食べていないようで、食べているのではないでしょうか?

よく見てみると、色も同じようで、微妙に違い、味も同じようで、違うような。

実は、種類によって栄養までも違ってくるんです。

再検討の価値、アリそうですね。

トマト 種類別 栄養 違い

微妙な色の違いは、種類の違いに

「あれ?今回のトマト、何だか水っぽい」そんな風に感じたら、

それは前のものとは、違う種類のトマトを買っていたのかもしれません。

味や香りにも差が出ますが、栄養成分にも違いがあるのです。

種類の簡単な見分け方は、まず、色。

主に流通されているトマトの一つに、ピンク系があります。

切ってみると、ピンクに近く、皮が薄く、ほのかな甘みがあり、際立った香りはありません。

生食に適しているので、サラダに持ってこいでしょう。

もう、一つは赤系。

その名のごとく、赤が際立っているだけに、ピンク系よりも、リコピンが多く含まれています。

加熱し、パスタソースやスープに利用すると、

旨味成分であるグルタミン酸(昆布にも含まれている成分)が多く含まれているため、

おいしく感じられるのです。

取りたい栄養、必要に応じて

そのうえ、ピンク系トマトと赤系トマトの栄養価には、大きく差が開きます。

抗酸化作用や抗がん作用を持つリコピンが豊富に含まれている赤系トマト

さらに、ピンク系トマトよりベータカロチンが2倍以上、

ビタミンCは1.5倍ほど多く含まれています。

昔の人はよく、色の濃い緑黄色野菜は体に良い、と漠然と言っていたようですが、

科学的にも合っている話のようです。

しかし、ピンク系トマトにも、基本的にトマトに含まれているビタミンA、

ビタミンC、カリウムを含んでおり、

聞きなれない、ビオチン(皮膚・毛髪・筋肉を健康に保つ)、

またポリフェノールの一種も含まれているのです。

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トマトのおいしさも栄養のうち

栄養たっぷりのトマト。

色の違いで、栄養に差も出てくるのですね。

最近では、黒いトマト(リコピンとポリフェノールが豊富)、

フルーツトマト(リコピンが豊富で糖度が果物並み)など、

さまざまな種類のトマトが出回っています。

基本的な、トマトの栄養分が優れていることを考えると、

味、歯ざわり、口当たり、香りなどの違いや、好みによって、楽しく選ぶことも、

栄養のうちかもしれません。

彩りが美しいトマト、見るだけでも、楽しい目の栄養補給になりますね。

まとめ

こんなに栄養価の高いトマトを、手にも取らず、通り過ごしてはいませんでしたか?

身近で親しみやすい野菜、トマト。

積極的に、トマトを食べて健康作りに心がけましょう。

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