アスパラガスは家庭でプランターに植えても気軽に栽培が可能です。
プランターだと、適切な日当たりや温度環境の場所へ移動できるので便利ですよね。
また、路地や温室などで育てる場合も、栽培に最適な環境をよく把握しておくことが大切です。
ここでは、アスパラガスの栽培に必要な条件として、太陽の光についてご紹介します。
アスパラガスには太陽の光が必要?
野菜づくりには日当たりが重要な要素になりますが、それぞれの野菜の特性に応じた日照条件のもとで栽培することが大切です。
日照条件を基準にした分類には、
- 一日中直射日光が当たることを好む「陽性植物」
- 半日程度の直射日光または木漏れ日程度の日照が一日中あれば育つ「半陰性植物」
- 直射日光が当たらない日陰を好む「陰性植物」
がありますが、アスパラガスは「半陰性植物」に当たります。
とは言え、アスパラガスが鮮やかな緑色になったり立派な株を作るには適度な日あたりが必須になりますし、光合成によって栄養分を蓄えることは大切ですので、日なたで栽培するのが好ましいでしょう。
ただし、真夏のきつい日差しはかえって葉や茎にはダメージになります。
季節によって日差しが調節ができたらいいですね。
実際、真夏よりも春秋のほうがアスパラガスは大きく成長するようです。
太陽の光を当てないアスパラガス!?
アスパラガスには全体が白い、ホワイトアスパラガスと呼ばれるものがあります。
これは、アスパラガスの茎が出る前に日光を遮断して暗闇で育てたものです。
土を高く盛り上げてアスパラガスの茎を土の中で伸ばしていく方法が一般的なようです。
茎の成長の段階で日光がなくても育つことがわかります。
同じアスパラガスで、日に当てると通常の緑のものに、遮光すると白いものができるということなのですね。
ホワイトアスパラガスってどんな味?
ホワイトアスパラガスは皮をむいて調理するのが一般的です。
缶詰にされることが多く、独特の甘みとほのかな苦みがあるのが特徴です。
グリーンアスパラガスとは全く違う味わいですよね。
栄養面で言うと、太陽の光をあびて育ったグリーンアスパラガスがベータカロテンやビタミン類豊富なのに対し、ほぼ土の中で育った状態のホワイトアスパラガスは栄養素が少なめなようです。
しかし、抗酸化作用のあるポリフェノールに関してはグリーンアスパラガスの1.5倍の量が含まれているという話もあります。
それぞれのいいところを摂取できる料理を工夫したいですね。
まとめ
日光を当てる、当てないだけで二種類のアスパラガスが育つというのはなかなか興味深いです。
株が元気なら、季節によって二種のアスパラガスを作り分けることが出来るのかもしれません。
それぞれに個性的な食材ですので、食卓を彩ってくれること間違いなしですね。
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