栄養価の高い葉物野菜の代表・ほうれん草。不足する鉄分を補ったりできる優秀な野菜です。
ですが、食べ過ぎると結石の原因になることもわかっています。
今回は、どれくらいの量を食べたらいいのか、結石ができる仕組みなどを調べてみましょう。
ほうれん草と結石の関係
ほうれん草の結石の関係の前にほうれん草の栄養分について簡単におさらいします。
代表はもちろん「鉄分」。
貧血のかたや、予防に食べる方も多いと思います。
続いて抗酸化作用の代表格「βカロテン」。
活性酸素の働きを抑えるといわれています
その他に美肌効果が期待できる「ビタミンC」、摂り過ぎた塩分を体外に出す「カリウム」、骨を形成するのに欠かせない「マンガン」(ほうれん草の根っこのピンク色の部分に含まれます)、さらに「シュウ酸」「硝酸」などの栄養素が含まれています。
このように栄養豊富なほうれん草ですが、何が結石の原因になるのでしょう?
それは、ほうれん草のえぐみ(アク)のもと「シュウ酸」なんです。
「シュウ酸」は腸の中でカルシウムと結合し、便と一緒に対外に排出されます。
ですが、「シュウ酸」を大量に摂取すると、排出しきれなかった「シュウ酸」が尿の中に出てきてしまいます。
そして、尿の中でカルシウムと結合するとできるのが「結石(尿路結石)」というわけです。
ほうれん草をどれぐらい食べると結石になりやすいの?
では、ほうれん草をどのぐらい食べると結石になりやすいのでしょう?
ほうれん草1㎏を毎日食べ続けた場合に結石になりやすいといわれています。
(すでに結石がある場合を除きます)
ほうれん草100gに含まれるシュウ酸の量は800mg.(尿路結石症診療ガイドライン2013年版)。
ですが、シュウ酸は水に溶ける水溶性なので、茹でて水にさらしてアク抜きをすることで半減するので、生食より茹でて食べるのがおすすめです。
茹でる場合、茹ですぎるとビタミンCが失われてしまうので、注意しましょう。
今ではサラダ用のほうれん草もめずらしくはありません。
普通のほうれん草に比べ、えぐみ(アク)が少なく食べやすいですね。
ですが、こちらももちろんシュウ酸が含まれていますので、毎日、大量に食べるには注意が必要です。
まとめ
栄養価が高く、食卓にのぼることも多いほうれん草。
上手に調理して、鉄分やβカロテンなど、うまく栄養を摂りたいですね。
もちろん適度な量で!
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